一般記事

6河川改修は事業継続 大和川水系曽我葛城圏域

2021.1.7 県土マネジメント部

 奈良県県土マネジメント部河川整備課は、第95回「奈良県河川整備委員会」(委員長・立川康人京都大学大学院工学研究科教授)を、さる12月21日に奈良県経済倶楽部(奈良市東向中町6)5階大会議室で開催、大和川水系曽我葛城圏域について事業再評価を行い、いずれも「事業継続」を妥当とした。また、新川河川改修事業の報告を行った。
 奈良県では、これまで策定した河川整備計画について、フォローアップとして進捗点検の取組みをしている。今回は、大和川水系曽我葛城圏域における河川事業を再評価した。担当は河川計画係(電話0742―27―7507)。
 この河川改修事業は▽概ね10年に1回程度の確率で発生する洪水を安全に流下させる▽みお筋の形状や水際の植生の回復に努める―ことを目的に事業化したもの。平成23年度に整備計画を策定している。再評価の対象となったのは①葛下川河川改修事業②高田川河川改修事業③葛城川河川改修事業④曽我川河川改修事業⑤広瀬川河川改修事業⑥小金打川河川改修事業―の6河川。
 いずれも▽コスト縮減や代替案立案の可能性=現在の計画に問題がなく、代替案等の見直しの必要はない▽事業完了後の良好な公共サービスの提供=①河川改修により流下能力を向上させ、沿川住民の浸水被害に対するリスクを低減する②浸水常襲地域の浸水被害に対するリスクを低減する―とした。また、事業の必要性等に関する視点では概ね10年に1回程度の確率で発生する洪水による浸水被害を解消するなどとし、事業進捗の見込みの視点においても整備の促進を図るとして「事業継続」(葛城川改修事業については追加説明を行った)が妥当としている。

会員登録
一覧に戻る