一般記事

奈良国道 伯母峯峠道路車両回転場他整備工事

2022.8.18 近畿地方整備局

大和建設で鋭意進む
現道との合流部の安全を高める

近畿地方整備局奈良国道事務所は、伯母峯峠道路の整備を進めており、現在、大和建設の施工で、「伯母峯峠道路車両回転場他整備工事」を進めている。
伯母峯峠道路は国道169号の中央部に位置する「新伯母峯トンネル」をバイパスする路線で、老朽化が進むとともに、建築限界未確保のために大型車のすれ違いが困難で利便性・通行性の面で問題を有する新伯母峯トンネルに替わる新たなルートとして川上村伯母谷~上北山村西原間をつなぐもの。
「伯母峯峠道路車両回転場他整備工事」は、「伯母峯峠道路」が和佐又トンネル北坑口付近の現道に合流する箇所において、同方向に合流する南向き車線だけでなく、逆方向になる北向き車線に安全で、スムーズに合流出来るように、旧道を利用して、トンネル上をパスするための回転場を整備するもの。また、発生土の仮置き場の整備、建設中の橋台の埋め戻しなども同時に行われている。工事概要は、道路土工1式、擁壁工1式、排水構造物工1式、落石雪害防止工1式、舗装工1式、防護柵工1式、仮設工1式。今年の3月末に工事着手し、回転場は、現在、基礎の打設が行われた段階で、この後、村道脇から現道の高さまで擁壁を築き回転場の面積を確保する。同時に橋台の埋め戻しも進んでいる。7月末での進捗率は約40%。工期は12月23日を予定。
国道169号は、紀伊半島アンカールートの一部として重要な幹線となっており、同事業の整備により、紀伊半島における強靱な道路ネットワークの構築の一躍を担い、災害時の搬送・輸送ルートを確保するとともに、地域経済の活性化に寄与することが期待されている。

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