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第3四半期に発注へ サテライトオフィスうだ整備

2022.8.2 宇陀市

 宇陀市農林商工部企業誘致推進室は、サテライトオフィスの整備を計画、「奈良サテライトオフィスうだ整備事業大和信用金庫旧榛原支店改修工事」を第3四半期に発注する。令和4年度当初予算に大和信用金庫旧榛原支店跡地サテライトオフィス設立事業として1億6903万6000円(うち工事費1億3399万1000円)を計上している。
現在、大和信用金庫により東西建築サービス(大阪市中央区高麗橋)で進めている改修工事の設計が8月末にも完了、9月にも一般競争入札を公告して10月に開札し、11月に工期5ヵ月で着工して5年6月の稼働をめざしている。
地域経済の活性化及び高度な情報通信技術の活用による新たな起業・就労機会の拡大を図り、市内への移住促進に資することを目的に大和信用金庫旧榛原支店を賃借して改修する。榛原支店は2年5月に榛原下井足に新築移転し、旧榛原支店はATM1台を榛原駅東出張所として営業している。
RC造3階建(平成23年に耐震性を確認済)のうちATM以外を全面利用する。工事は延床面積899平方㍍(建築面積276平方㍍)の改修工事と電気設備工事、機械設備工事。オフィススペースの他に交流(食堂)・ブース・コワーキングスペースを設ける。
今年度はサテライトオフィス設立に向けた設計と工事及び企業誘致を行う。設計及び工事の進行管理と並行してサテライトオフィスを広く周知するとともに企業誘致を推進して①関係人口の増加②移住定住の促進③空き店舗・空き事務所の有効活用―を図ることを目標としている。
サテライトオフィスを整備することにより榛原駅周辺でにぎわいと交流を生み出すまちづくりを進めるとともに、市内での労働者の掘り起こし、若年層の労働の幅を広げる環境づくり、都会からの労働者の受け入れ場所を確保することで市内での雇用促進と関係人口増加による地域の活性化をめざしている。
プロポーザルにより「令和4年度宇陀市サテライトオフィス誘致支援業務委託」をあわえ(徳島県海部郡美波町日和佐浦114。吉田基晴代表取締役)に委託した。この業務は、全国約600自治体が行っているサテライトオフィス誘致事業と差別化するために、宇陀市の地域資源や地域課題を活用し、宇陀市の明確な誘致戦略策定を行うとともに、受託者の持つ誘致に関するノウハウによる地域に根差した新たなビジネスの創出と地域経済や地元産業の活性化を図ることを目的とする。  業務内容は①サテライトオフィス誘致研修②誘致戦略の策定③プレゼン資料制作④地方進出検討企業との面会の場の設定⑤首都圏での企業対応代行の実施⑥視察対応の支援⑦誘致支援ミーティングの実施⑧個別企業訪問・企業紹介。委託期間5年3月15日。(吹上)

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