一般記事

中和土木 田原本広陵線歩道工事

2023.4.6 県中和土木事務所

薬王寺で延長400㍍を整備
歩道の切下げの整備促進

 奈良県中和土木事務所は、田原本広陵線において、昨年度行った歩道の整備に引き続き、今年度では田原本町薬王寺の延長400㍍を整備する予定で準備を進めている。
 工事は、マウントアップ型だった歩道の切下げを行うもので、昨年度整備された田原本町三笠(工事延長219㍍、縁石工178㍍。設計:大和測量設計事務所)に引き続き整備を行うもの。現在、第2四半期の発注を予定しているマウントアップ型歩道の切下げは、近年、「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」(いわゆる「交通バリアフリー法」)が施行されるなど、高齢者、身体障害者等を含め、全ての人にとってのバリアフリー社会を実現していくことが求められていることなどを受け、バリアフリーの観点を踏まえた道路整備と言う観点から導入が増えている。切り下げを行うことで、段差を緩和し、また、マウントアップ形式のように、歩道に車両乗入れ部を設ける必要が無くなり、十分な平坦部をより広く確保することが可能だ。
 田原本広陵線は、田原本町三笠と広陵町疋相を結び、沿線は住宅地が多く通学路としても利用される。また、通勤の時間帯など、車両の利用が多い路線でもある。歩道の切り下げを行うことで、歩行者の安全性、利便性の向上が見込まれ、円滑な通行への寄与が期待される。

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