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中和土木 芦原トンネル照明設備LED化五伸が工事を担当

2022.9.29 県中和土木事務所

ナトリウム灯からLEDへ

 奈良県中和土木事務所は、「一般国道169号芦原トンネル照明設備LED化工事」に着手した。
 芦原トンネルは昭和40年に開通した延長770㍍のトンネルで、対となる新芦原トンネル(延長706㍍)が、平成4年に開通してからは、南向き(吉野方面行き)車線のトンネルとして利用されている。
 同工事は、一般国道169号、高取町清水谷~大淀町芦原の「芦原トンネル」の照明を従来のナトリウム灯からLED照明に更新するもの。現在設置されている低圧ナトリウム灯の灯器が対応年数を超えていることや、近年の技術開発により、LED照明の配光性能・出力性能の向上が図られ、従来のナトリウム灯相当、あるいはそれ以上の高出力化が実現したことから、低消費電力かつ長寿命のLEDの導入が決まった。芦原トンネルにおいては、灯体の数を減らすことが出来、現状の約4割程度の電力消費に抑えられると試算されている。
 8月に作業の準備に入り、8月下旬に電気室周りの工事に、9月1日からトンネル内の作業に取りかかった。
 工事概要は、工事延長920㍍、トンネル照明設備設置工60基、道路情報板設置工1基。設計は建設技術研究所が、施工を五伸が担当している。
 現在、走行車線を規制して、東側面の作業を進めており、9月13日の時点で、ケーブルを乗せる支持金物、770㍍分の設置を終え、照明器具を固定するボルトの設置に取りかかっている。
 トンネルの幅は狭く、大型車両の通行が多いこともあり、一般車両と事故の無いように細心の注意を払って作業を進めている。
 トンネル内の光量が落ちないよう、新しい照明器具を取り付け、全て点灯してから、古い照明器具の撤去を行い、東側面の作業を全て終えてから、規制を追い越し車線に切り替え、西側面の作業に取りかかる予定で、5年3月末の完成を目指している。
 中和土木事務所は、新芦原トンネルの照明更新も計画しており、道路網の整備をさらに推し進める方針だ。

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