一般記事

田原本町 旧県水資材置場雨水貯留施設整備工事

2022.7.12 田原本町

第2期工事、仲谷組で進む

 田原本町まちづくり建設課は、同町大字阪手において、「旧県水資材置場雨水貯留施設整備工事」を推進している。
 同工事は、平成29年10月の台風21号により同地域が被害を受けたことから、「奈良県平成緊急内水対策事業」
の一つとして整備が行われるもの。県水道局の資材置き場であった土地を、田原本町が令和2年に土地買収を行い、一般的な25㍍プール約21面分に相当する貯留量8400立方㍍の雨水貯留施設を建設する。令和3年度に着工、第一期工事として、土工4665立方㍍、土留工250㍍、防護施設264㍍が今年の3月末までに完了。
引き続き第2期工事として、土工6899立方㍍、地盤改良工3260平方㍍、コンクリートブロック積工1000平方㍍、側溝工223㍍、池床コンクリート工2054平方㍍を仲谷組の施工で6月から進めている。7月8日現在、掘削作業が行われており、第2期工事の進捗率は約10%。5年3月の完了予定。その後、機械設備や周辺の整備を行い、令和6年貯留運用開始の予定。
 同施設が整備されることにより、洪水時、雨水の急激な流下を押させ、大和川流域の総合治水の一躍を担うと共に、周辺地域の内水被害軽減が期待されている。

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