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紀伊山系 アジア航測と契約 既設砂防設備UAV点検調査 災害対応検討は建設技術研究所

2022.5.12 近畿地方整備局

 近畿地方整備局紀伊山系砂防事務所は、次の簡易公募型プロポーザル2件についてともに提案3者のなかから「木津川水系既設砂防設備のUAV点検技術調査業務」はアジア航測、「紀伊山系砂防事務所災害対応検討業務」は建設技術研究所を受託者として特定し、契約を締結して業務を委託した。
 【木津川水系既設砂防設備のUAV点検技術調査業務】
 技術提案書の提出希望者を公募したところ、申請期間内33者から入札説明書等のダウンロードがなされ、3者から参加表明書の提出があり、参加資格を有するその3者を技術提案書の提出者として選定し、提出された参加表明書及び技術提案書を評価した結果、アジア航測大阪支店(大阪市北区天満橋)の提案が他者に比べて総合的に優れており、適切な提案と認められたため4496万8000円込(予定価格と同額)で契約したもの。
 業務は、木津川水系直轄砂防事業管内における砂防設備においてUAVを活用した点検及び点検結果のとりまとめを実施し、砂防設備点検の効率化・省力化に必要なUAV運用方針の検討や点検成果を確認するためのシステム構築に関わる検討を目的とする。
 業務場所は三重県伊賀市~宇陀市。主な業務内容は①計画準備1式②UAVによる砂防設備定期点検1式③点検台帳の電子化1式④変状の自動抽出に向けた開発提案1式⑤報告書作成1式。委託期間12月23日。
 【紀伊山系砂防事務所災害対応検討業務】
 技術提案書の提出希望者を公募したところ、申請期間内に29者から入札説明書等のダウンロードがなされ、3者から参加表明書の提出があり、参加資格を有するその3者を技術提案書の提出者として選定し、提出された参加表明書及び技術提案書を評価した結果、建設技術研究所大阪本社(大阪市中央区道修町)の提案が他者に比べて総合的に優れており、適切な提案と認められたため3291万2000円込(予定価格と同額)で契約したもの。
業務は、紀伊山系砂防事務所が直轄砂防事業範囲及び三重県・奈良県・和歌山県を対象に地震や降雨等を誘因として発生する大規模土砂災害への対応能力の向上を目的に「大規模土砂災害危機管理計画(素案)」を検討するとともに、今後発生が想定されうる大規模土砂災害の緊急対応に必要な資機材等の検討を行うことを目的とする。
 業務場所は五條市三在町。主な業務内容は①計画準備1式②大規模土砂災害危機管理計画(素案)の検討1式③既往災害の整理1式④今後発生する恐れのある大規模土砂災害の検討1式⑤資機材備蓄計画策定に向けた検討1式⑥総合検討1式⑦報告書作成1式。委託期間5年2月24日。

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