一般記事

下半期に基本設計委託 学校給食センター移転新築

2021.8.26 御所市

 御所市は、老朽化対策とドライシステム導入を目的に学校給食センターを移転新築することにしており、複数の用地から候補地を選定し、下半期に基本設計を発注する予定で、計画を具体化させる。
 同市では、学校給食センターの移転新築を計画、複数の候補地から建設地を早急に絞り込み、下半期に基本設計を委託したい考え。老朽化対策・耐震化と調理方式を現在のウェットシステムからドライシステムに切り替えることが目的で、来年度には実施設計が行われる見通し。
 3年度当初予算に学校給食センター施設費のなかで設計委託料として944万9000円を計上、学校給食センター新築工事に係る基本設計委託を行うとしている。現在の学校給食センター(掖上小学校西側の東寺田64―1)は、敷地面積1915平方㍍にS造2階建延べ面積732平方㍍の規模。
 センター方式により、御所・掖上・秋津・葛城・名柄・大正の6小学校と御所・葛上・大正の3中学校及び葛小中学校の10校に1400~1500食の給食をトラック3台で提供している。昭和46年12月建築の未耐震で老朽化しており、併せてウェットシステムからドライシステムへの転換を図る。
 平成25年に10年程度の使用に耐える改修を実施したが、間もなく期限を迎える。安全・安心な学校給食を提供するため根本的な対策として、現在の敷地が狭いことから移転新築を行うもの。
複数の用地からメリットとデメリットを市内部で判断して候補地を上半期中にも選定することにしている。下半期に委託する基本設計では、施設配置と規模・概算事業費など基本計画を含む業務を行い、来年度には実施設計へ移行して具体化される見通し。事業手法についてはPFI等の民間活力の導入は予定している給食数では採算性から事業ベースに乗らないと見ていることから、従来方式による事業になる見込み。
(吹上)

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