一般記事

建設技術研究所が落札 広域水道事業認可申請書作成

2023.6.2 県水道局

 奈良県水道局が5月16日開札(5月29日契約)した一般競争入札「奈良県広域水道事業認可申請書作成業務委託」は建設技術研究所が7491万円(評価値46・210)で落札した。入札書比較価格9337万円。他の参加者は日水コン、潮技術コンサルタント、日本水工設計(辞退)。
業務場所は奈良市法蓮町。業務概要は水道事業認可申請書作成業務1式、水道用水供給事業認可申請書作成業務1式。委託期間7年3月31日。担当は県域水道一体化準備室(電話0742―20―4625)。
 業務は、4年度に締結した「水道事業等の統合に関する基本協定」及び「奈良県広域水道企業団基本計画」に基づき、7年4月より「奈良県広域水道企業団」の事業を開始することを目標に、企業団構成団体の水道用水供給事業認可及び水道事業認可を廃止し、新たに設立する企業団の水道事業及び水道用水供給事業の創設認可の申請書を作成することが目的。
企業団構成団体は県、大和高田市、大和郡山市、天理市、橿原市、桜井市、五條市、御所市、生駒市、香芝市、宇陀市、平群町、三郷町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、田原本町、高取町、明日香村、上牧町、王寺町、広陵町、河合町、吉野町、大淀町、下市町。
設計協議と現況把握を行ったうえで実施する認可設計の内容は次の通り。また、会議の運営に係る支援として作業部会等の会議(月に2回程度を想定)へ同席し、議事が円滑に進むよう支援するほか議事録を作成する。
 ▽基本事項の決定=①目標年度における計画給水区域の設定②目標年度までの行政区域内人口、計画給水人口、給水量の設定③目標年度までの水需要に応じた水源の設定。
 ▽浄水方法の決定=水源水質等のデータを基にした浄水方法の設定(既存浄水場による運用)。
 ▽設計図作成=水道法第7条に基づく図面(行政区域図及び給水区域図)の作成及び編集。
 ▽概算事業費の算出=施設別の工事費及び全体工事費の算出と年度別事業費及び財源の設定など。
 ▽財政計画=①経常収支の概算②料金体系の検討。
 ▽申請書類の作成=水道法第7条に基づく認可申請書類の作成及び編集。
▽水道台帳の作成。

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