一般記事

奈良土木 月瀬三ヶ谷線道路改良工事

2022.5.19 県奈良土木事務所

交通の円滑化、地域活性化を期待
桐山工務店で進む

 奈良県奈良土木事務所は、一般県道月瀬三ヶ谷線道路改良工事「大塩~箕輪工区」を推進している。
 一般県道上野南山城線と国道25号を結ぶ一般県道月瀬三ヶ谷線は、大塩集落と箕輪集落を結ぶ山添村営通学バスルートであり、大塩地区・箕輪地区の指定避難施設である生涯学習施設「西豊館」への避難経路となっているが、道路幅員が3.0㍍と狭隘な箇所があり、車の対向も困難であるなど、生活道路としても支障をきたしている。

 平成29年までに大塩集落付近の600㍍区間が供用されているが、多くの狭隘な区間が残されており拡幅整備が急がれている。
 現在、大塩集落から「西豊館」へ向かう区間の延長142㍍で、2車線の車道と歩道を合わせ7.0㍍の幅員を確保するために、桐山工務店の施工により盛土工が行われている。
工事概要は工事延長142㍍、路体盛土工9880立方㍍、路床盛土工1040立方㍍。
ICT施工に指定されており、ICTに対応した建機などを導入し、緻密な施工・安全管理等のもと、工事は進められている。5月13日時点での工事の進捗は30~40%。盛土用に大保道路の切り土工現場から運ばれている土砂も約50%の搬入が済んでおり、11月末の完成を目指して順調に進んでいる。
 同線の整備により、交通の円滑化と共に、緊急輸送道路である主要地方道奈良名張線から箕輪地区まで2車線確保され、緊急車両の走行環境の改善が図られる。また、有力な観光地である神野山周辺へのアクセスルートとして機能することが見込まれ、地域活性化への大きな効果が期待されている。

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