民間情報
県中南和の老舗旅館 橿原観光ホテルが解体
2021.10.21 カテゴリ(民間情報)
近鉄不動産(大阪市、代表取締役・倉橋孝壽)は、今年7月末で閉館した橿原市久米町の橿原観光ホテルの解体工事に着手した。施工は、都市建コーポレーション(大阪市)が担当する。
同ホテルは、橿原神宮前に昭和28年に開業。RC造4階建て、延床面積約4480平方㍍。7会場で500人を収容できる宴会場や客室8室、50席のレストランを備え、県中南和地域の老舗宴会場として同窓会や会合などのイベント会場として幅広く利用されてきた。
運営元の近鉄旅館システムズ(奈良市)によると、昨年3月からの新型コロナウイルスの感染拡大により、主力事業の宴会や披露宴の売り上げが激減し、今後の需要回復が見通せず、事業継続を断念した。
解体工事は、令和4年3月末日の完了を予定している。
近鉄不動産によると、同ホテルの解体後の跡地活用については現在のところ未定としている。