民間情報
ザ・ビッグ香芝店 8月26日店舗新設 大店法新設届出を提出
2021.2.1 カテゴリ(民間情報)企業
イオンビッグ(名古屋市中村区名駅5丁目25番8号。小林健太郎代表取締役社長)と奈良トヨタ自動車(奈良市杉ヶ町30番地。菊池攻代表取締役社長)は、「(仮称)ザ・ビッグ香芝店」の新設を計画、大規模小売店舗立地法第五条第一項の規定による大規模小売店舗新設の届出を提出した。店舗新設日は8月26日。
計画地は香芝市役所西方の香芝市畑2丁目865ほかの敷地面積3万3515・21平方㍍。店舗面積6700平方㍍、駐車場408台(A敷地東側401台、B敷地西側7台)、駐輪場203台、荷捌き施設230平方㍍、廃棄物等保管施設61・6立方㍍。緑化(敷地外周緑地)面積1154・01平方㍍。
施設規模は南側のA敷地にA棟S造平屋建延べ床面積6970平方㍍、B棟S造平屋建延べ床面積1632平方㍍、北側で国道165号に接するB敷地にC棟S造2階建延べ床面積1048平方㍍、D棟(整備工場)S造2階建延べ床面積839平方㍍の総延べ床面積1万489平方㍍。
イオンビッグが食料品・日用品・生活雑貨等を、奈良トヨタ自動車が車を販売する。開発工事(3万7675・24平方㍍)の施工は北村組(三重県松阪市中央町)、設計は桝井登記測量設計事務所(広陵町馬見南)が担当。
新設の届出を受けて5月19日まで奈良県産業・観光・雇用振興部産業振興総合センターと香芝市市民環境部地域振興局商工振興課で届出と添付書類を縦覧に供するとともに、同センターで意見を受け付ける。
香芝市では、(仮称)ザ・ビッグ香芝店を誘致するため「畑地区地区計画」を令和元年秋に都市計画決定し、建築条例も改正している。担当は都市創造部都市計画課(電話0745―44―3316)。
対象となるのは市役所西方の畑2丁目の一部約4㌶。市の都市拠点であり、市街化調整区域内に位置する一方で市街化区域に近接している。徒歩圏内に近鉄下田駅・JR香芝駅を有している。地区周辺は市街地や商業施設と公共公益施設等で構成されており、市役所を始め警察署・消防署・総合福祉センター・文化センター・郵便局等が集積している。
また、南北の軸である国道168号と東西の軸である国道165号が交差し、国道168号から西名阪自動車道香芝ICへ、国道165号から高田バイパスへのアクセスなど市内交通とともに広域交通基盤も充実した地域。これらの恵まれた交通条件を活かし、地域の活性化を促進する施設立地を誘導すべき地区として位置付けている。
土地利用の方針は、都市拠点として位置付けるこの地区においては、良好な幹線沿道環境を整序するとともに、周辺市街化調整区域の農業環境または居住環境との調和に配慮したなか、ふさわしい商業機能または流通業務関連機能等の導入を図る―としている。緑豊かな空間を創出するため緑化に努める。
都市の活性化を促さす施設の立地を適正に誘導するため、建築物の用途の制限を定める。また、市街化調整区域における周辺環境との調和を図るとともに、良好な幹線沿道環境を誘導するために容積率と建蔽率の最高限度、敷地面積の最低限度、建築物の高さの最高限度、壁面位置の制限、建築物等の形態または色彩その他の意匠の制限、垣または柵の構造の制限を次のように定める。
建築することができない建築物は①建築基準法別表第二(り)項(近隣商業地域内に建築してはならない建築物)に掲げるもの②住宅③住宅で事務所、店舗その他これらに類する用途を兼ねるもの④共同住宅、寄宿舎または下宿―など。
建築物の容積率200%・建蔽率60%が最高限度、敷地面積は1000平方㍍が最低限度、建築物の高さは15㍍が最高限度、外壁またはこれに代わる柱の面から敷地境界線までの距離は1・5㍍以上。