香芝市は去る14日、市内69ヵ所のため池等において実施した点検の結果と安全対策の方針を公表した。今回の点検は、去る６日に市内の今池親水公園にあるため池で中学生が溺れる事故が発生したことを受け、ため池等の安全対策を一層徹底するために実施したもの。
　点検の対象となったのは市内69ヵ所のため池等で、調査は11月７日～８日に行われた。点検内容は▽ため池等の侵入を防止する防護柵等が設置されていること（①高さ１・１㍍以上または完全に侵入を防止すべき箇所は必要な高さであること②防護柵等に11㌢を超える隙間がないこと③破損していないこと）▽近傍に小中学生が利用する公園があるため池等は侵入を禁止する旨の看板が設置されていること（小学校低学年の児童でも理解できる平易な表現、水深が分かりやすく表示されていること）。