一般記事

県公園企画課 既存建築物建築基準法適合状況 馬見丘陵公園で調査 公園館始め花見茶屋など対象に 是正の場合は方法を検討

2024.11.7 県地域デザイン推進局

 奈良県県土マネジメント部まちづくり推進局公園企画課は、馬見丘陵公園にある数多くの建築物について「既存建築物の法適合性の確認の取り扱い(平成30年4月1日改定施行)」に基づき、 当該公園内の既存建築物の建築基準法の適合性の確認と整理を行う。
これは、平成3年度の当初開園以降も順次整備・追加供用して24年度に全面開園した広域公園である、奈良県営馬見丘陵公園内には中核施設である公園館を始め四阿、大型テント、花見茶屋 飲食棟、研修・休憩棟 等が建築されているが、確認済証及び完了検査済証が交付されていることが確認できない建築物が存在していることから調査するもの。担当は都市公園係(電話0742―27―806)。
 県建設産業課で一般競争入札「馬見丘陵公園既存建築物の建築基準法適合状況調査(単独都市計画公園事業)第761―委―3号」を11月25日に開札して業務を委託する。業務場所は広陵町、河合町。業務は既存施設の資料の収集整理、現地踏査、特定行政庁または建築主事との協議・報告・発注者への報告。予定価格1142万9000円込、調査基準価格933万9000円込。
業務の成果物として①業務計画書②既存施設の資料の収集整理状況報告書③現地踏査報告書④特定行政庁等との協議報告書⑤建築基準法第12条第5項に基づく報告書または発注者への報告書⑥各種資料と打合せ記録―を製本したものを正副各1部(合計2部)と電子データをCD―RまたはDVD―Rに納めたものを正副各1部(合計2部)提出する。委託期間7年6月30日(成果物のうち①~③は7年3月24日)。業務内容は次の通り。
【既存施設の資料の収集整理】
当該公園の既存施設の完成図書や公園施設台帳等により既存施設のうちこの調査の対象となる建築基準法上の建築物を整理する。調査の対象となった既存建築物について確認済証及び完了検査済証の交付状況の確認、確認申請書副本及び当該確認申請書に添付された図書の有無の確認及び当該公園内の法上の敷地設定について整理を行う。
【現地踏査】
現地踏査を行って既存建築物及びその敷地の現況と確認申請書副本等との整合を目視及び計測により確認する。 確認済証または完了検査済証を取得していない建築物または建築物の部分(未完建築物) については建築士の調査によって建築当時の建築基準法に適合していることの確認を行う。是正が必要な場合は是正方法の検討を行う。
【特定行政庁または建築主事との協議、報告、発注者への報告】
 既存施設の資料の収集整理と現地踏査の結果を元に特定行政庁または建築主事との協議を行い、建築基準法第12条第5項に基づく報告に必要な書面及び関係資料を作成し、特定行政庁または建築主事に報告を行う。協議の結果として建築基準法第12条第5項に基づく報告が不要となった場合はその根拠となる図面や現地踏査の結果を取りまとめて県へ報告を行う 。

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