一般記事

都市再生機構 遠藤剛生に業務委託 団地デザインノート作成等業務 建替事業完了の2団地対象に 賃貸住宅団地の設計への反映

2024.9.26 独立行政法人

 都市再生機構西日本支社は、総合評価方式一般競争入札「06―団地デザインノート作成等業務」を9月10日に開札した結果、遠藤剛生建築設計事務所(大阪市北区紅梅町)が720万円(評価値45・6700)で落札、業務を委託した。予定価格745万円。参加は同社のみ。委託期間7年5月30日(指定部分については7年2月28日)。
これは、今後供給を行う賃貸住宅団地の設計業務への反映等を目的として、完了済プロジェクトの設計技術情報について、部門・職種を問わず誰もがその内容を理解・共有できるよう、ビジュアルな情報をメインに建築や都市デザイン等の専門的な視点からまとめた社内向けの手引き書(団地デザインノート)を作成する。
建築設計の過程においてはめざすべき団地づくり・まちづくりを実現するために、さまざまな計画条件・技術的ノウハウ・魅力的なデザイン等を総合的に設計に盛り込む必要がある。
この業務では、今年度に建替事業が完了する千里竹見台団地(南北区域)=吹田市竹見台2丁目1番3の7~14階建278戸と浜甲子園団地なぎさ街=西宮市枝川町12番8の6階建459戸のプロジェクトの全体像について、部門・職種を問わず誰もがその内容を理解できるビジュアルな情報を、建築や都市デザイン等の専門的な視点からまとめた社内向けの手引き書(団地デザインノート)を作成する。
建物配置計画・色彩計画・設備計画・屋外計画等の項目・視点・成果を漏れなく活用し、切り口を明確にした項目ごとのシート形式の社内向けの手引き書として団地デザインノートと社外向け概要版を作成する。担当は技術監理部設計課(電話06―4799―1112内線5179)。業務内容は次の通り。
▽資料整理・情報収集=既往資料として当該プロジェクトにおける設計資料等(データ含む。)を貸与。資料内容を良く読み込み理解する。また、シートデザインやレイアウト等による図版の加工や選定等を含む。
▽写真撮影=団地デザインノートの作成に当たり、業務の成果物に掲載する現地写真撮影(住棟ファサード/住棟内共用部/屋外空間について昼夜・遠近とも)を行う。
▽紙面作成等=団地デザインノートはビジュアルを大切に見やすく・わかりやすい表現の作成を心掛ける。

会員登録
一覧に戻る