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榛原地域就学前施設等建設工事 2~3者構成特定JV 10月2日まで参加届を受付

2024.9.19 宇陀市

 宇陀市は、「第06―B003号都市構造再編集中支援事業榛原地域就学前施設等建設工事」に総合評価落札方式一般競争入札(事後審査型)を適用して9月19日に公告した。入札参加共同企業体届を10月2日まで、技術提案書を10月11日まで、入札書及び見積根拠資料(工事費内訳書)を11月6日~13日に受け付けて11月14日に開札する。
参加資格は建設業法の規定による建築工事業の特定建設業許可を受け、かつ同市建設工事等入札参加資格を有する建設業者2者または3者で構成される特定JV▽建築1式工事の登録▽県内に建設業法に基づく建築工事業の許可を受けている本店または営業所を有していること(入札公告日において前記所在地にて入札参加資格を有するものに限る)▽建築1式工事の総合評価値が代表者は1000点以上、代表者以外の構成員は800点以上であること―など。
 工事場所は榛原下井足・榛原萩原元萩原。工事概要はS造2階建延べ床面積3420・24平方㍍(建築面積2416・05平方㍍)、建築工事1式、電気設備工事1式、機械設備工事1式、昇降機設備工事1式、厨房機器設備工事1式、屋外設備工事1式、造成工事1式。設計は福本設計が担当。工期約14ヵ月間。設計価格23億2984万4000円込、調査基準価格21億4345万5600円込。
 市立榛原地域就学前施設・こども家庭センターの整備を計画、6月定例市議会で令和6年度工事費と工事監理費7305万1000円(7年度債務負担行為23億1764万9000円)を計上した。8年4月設置をめざしており、12月議会案件として工事公告した。
 榛原地域において榛原北保育園と榛原幼稚園・榛原東幼稚園の3園を運営しているが、いずれも築40年以上経過して施設の老朽化が課題となっており、3園の統合園舎を整備して就学前教育・保育の充実のため「幼保連携型認定こども園」に移行することとした。また、妊娠期から出産・子育て期を切れ目なく支援するため妊産婦・子どもの相談支援・子育て家庭の交流・地域の子育て支援等を目的としてこども家庭センターを同施設に設置するもの。
 建設地は市役所東の、旧県東部農林振興事務所と隣接する旧三洋堂書店跡地。宇陀川を南に配し、自然豊かな風景があり、市役所や商業施設など地域の主要な施設が集中する場所。地域住民が集まるエリアに位置することで子どもたちを地域全体で見守り育む基盤をつくり、元気溢れる子どもたちと地域との関わりが生まれ、まちの活力を向上させることが期待できる―としている。 敷地面積6812・82平方㍍。こども園は定員180人(0~2歳児1クラス、3~5歳児2クラス)、2階西側にこども家庭センターが入居する。福本設計で5年度に基本設計を終えており、現在は委託期間12月20日で実施設計を進めている。旧県東部農林振興事務所の解体工事はハクリュウの施工で着工済。
 6年度当初予算には5億7820万5000円を確保。主な内訳は設計業務等委託料4686万4000円、旧県有施設解体工事費6050万円、公有財産購入費(土地開発公社が先行購入していた旧三洋堂書店跡地)4億6698万1000円。本工事費を6月定例市議会で計上した。
 こども園整備の基本的な考え方は▽多様な教育・保育サービスの提供と手厚い子育て支援▽安全・安心な施設整備▽多くの人の利用に配慮した人にやさしい施設の整備▽環境にやさしい施設整備▽教育・保育に係る関係機関の連携。
 一方、こども家庭センターは、すべての妊産婦・子育て世帯・子どもが気軽に相談できる相談支援機関であるとともに、子どもの健やかな成長を切れ目なく支える子ども・家庭・地域の子育て機能の総合支援拠点。(吹上)

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