一般記事
総務部 砂防地すべり技術Cで 土砂災害調査手法及び対策検討
2024.9.6 近畿地方整備局
近畿地方整備局総務部は、簡易公募型プロポーザル「令和6年度土砂災害調査手法及び土砂・洪水氾濫対策計画検討業務」について、一般財団法人砂防・地すべり技術センター(東京都千代田区平河町)と4551万8000円込(予定価格と同額)で契約して委託、業務を進めている。
業務は、土砂・洪水氾濫対策に資するため土砂災害発生後の調査及び分析手法の検討を実施し、災害後に収集するデータの品質や精度を向上させることを目的に土砂災害調査マニュアル(仮称)の素案を作成するもの。また、土砂・洪水氾濫対策計画技術検討会を踏まえ抽出された技術的検討課題の整理と課題解決の方向性検討を行うとともに、併せて現地調査等で収集・整理した土砂災害の被害や土砂移動現象等実態のデータ等を踏まえ、土砂・洪水氾濫対策計画技術検討会のとりまとめ資料の作成を行う。
主な業務内容は①計画準備②土砂災害発生後の調査・分析手法検討③土砂災害の被害等実態に係る現地調査④土砂災害調査マニュアル(仮称)の素案作成⑤土砂・洪水氾濫等による被害実態の分析等⑥土砂・洪水氾濫対策計画技術検討会の実施⑦技術検討課題の解決の方向性検討⑧検討会とりまとめ資料の更新⑨報告書作成。委託期間7年2月28日。
技術提案書の提出希望者を公募したところ、申請期間内に29者から入札説明書等のダウンロードがなされ、2者から参加表明書の提出があり、参加資格を有するその2者を技術提案書の提出者として選定し、提出された参加表明書及び技術提案書を評価した結果、砂防・地すべり技術センターの提案が他者に比べて102点満点中82・5点で総合的に優れており、適切な提案と認められたため契約の相手方としたもの。他の参加者はオリエンタルコンサルタンツ。