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県奈良公園室 今年度内に基本計画 奈良公園山間部トイレ再整備 5ヵ所を対象に建替・洋式化など

2024.8.27 県産業・観光・雇用振興部

 奈良県産業部観光局奈良公園室は、奈良公園の山間部である若草山及び春日山原始林にある5ヵ所の公園トイレについて、県民や観光客の利便性と快適性の向上を目的に再整備を検討し、改善に向けて検討結果を基本計画としてとりまとめることにしている。
 建設産業課で一般競争入札「奈良公園山間部トイレ再整備基本計画策定業務委託(奈良公園環境改善事業)第808―委―3号」を9月10日に開札して業務を委託する。業務場所は奈良市雑司町、春日野町、白毫寺町、川上町、高畑町。委託期間7年3月21日。予定価格1516万9000円込、調査基準価格1217万7000円込。担当は奈良公園整備係(電話0742―27―8036)。
 県は、対象となる5ヵ所の公園トイレ(場所は図参照)について基本方針(案)として若草山山頂トイレは既存浄化槽の撤去・新設、芳山交番所トイレは既存浄化槽を活用した洋式化または常設自己処理型水洗トイレに建替・洋式化、地獄谷トイレと鶯の滝トイレと南部トイレ交番所は常設自己処理型水洗トイレに建替・洋式化―を想定している。各トイレの位置は基本的に変更しない。業務内容は次の通り。
▽計画準備=業務計画書を作成する。
▽法令関係の検討=対象箇所の法規制・条例及び各種上位計画等を把握して建直しの可否を検討する。
▽現地調査=①現地調査(対象箇所を踏査して対象施設の規模・建築条件・現状の課題等とともに対象施設の建直しに向けて敷地境界線等と対象施設の洋式化に向けてインフラ・浄化槽・機器設備等の改良提案箇所も把握する)②ニーズ調査(利用者へのアンケート調査により対象施設の仕様変更に向けてトイレ穴数と男女別トイレ及び多目的トイレ等のニーズを把握する。対象者は国内・国外からの来訪者と地元日常利用者)③調査結果のとりまとめ。
▽課題解決の検討=対象施設ごとにとりまとめた検討対象箇所について検討し、県が想定する基本方針(案)を精査して修正点があれば提案する。各トイレの工事期間中の仮設トイレの設置についても検討する。
▽基本計画作成=①対象箇所の整備の提案を作成し、その妥当性をとりまとめ、必要な図面を作成する②予算要求等に必要な概算工事費及び想定事業工期を算出する③基本計画とりまとめ。
▽関係機関との協議資料及び申請資料の作成=必要があれば資料を作成して関係機関との協議を行うとともに、事業実施に必要とされる申請書等のひな型を作成する。
▽照査。

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