一般記事
戸毛久米線「円橋」橋梁詳細設計 工事発注へ図書作成 大日本ダイヤコンサルに業務委託
2024.8.6 県高田土木事務所
奈良県高田土木事務所は、県道戸毛久米線のバイパス整備として円橋及び平面交差点2ヵ所の詳細設計を令和6年度に行う。過年度の予備設計等を参考に最新の基準書等を基に実施し、工事発注に必要な図書を作成する。
一般競争入札「戸毛久米線円橋橋梁詳細設計業務委託(社会資本整備総合交付金事業(道路改良)他)3―1―A7―委1他号」を7月17日に開札(入札情報は8月3日⑤面参照)、落札した大日本ダイヤコンサルタント奈良事務所(奈良市大宮町6―1―1新大宮駅前ビル)に業務を委託した。業務場所は御所市柏原他。業務概要は橋梁詳細設計1橋、交差点詳細設計2ヵ所。委託期間7年3月14日。
橋梁は曽我川を渡河して戸毛久米線と主要地方道橿原高取線を結ぶ橋長31・7㍍幅員10・75㍍(有効幅員は車道部3・75㍍+3・5㍍歩道部2・5㍍)で、上部はPC単純中空床版橋、下部は逆T式橋台。B活荷重。道路は第3種第3級、設計速度40㌔㍍/h。現在橋の上流側に新設する計画。業務内容は次の通り。
【橋梁詳細設計】
▽設計計画。
▽現地踏査=工事用道路・施工ヤード等の施工性の判断に必要な地形・地質等の自然状況や沿道・交差・用地図要件等の周辺状況など現地状況を把握する。
▽設計条件の確認。
▽設計細部事項の検討=使用材料・地盤定数・支承条件・構造細目・付属物の形式等。
▽設計計算=過年度に決定された橋梁形式を再度確認して①上部工は橋体・床版・支承・高蘭・伸縮装置・橋面排水等②下部工は梁・柱・フーチング・躯体及び基礎本体等―について詳細設計を行う。
▽設計図=橋梁位置図・一般図・線形図・構造詳細図・構造一般図・支承・高蘭・伸縮装置・排水装置等の工事発注に必要な詳細設計図面を作成する。
▽数量計算。
▽動的照査。
▽座標計算。
▽架設計画=現地の立地条件及び輸送・搬入条件を基に詳細な架設計画を作成する。
▽仮設構造物設計=上部工及び下部工施工時の仮設構造物。
▽施工計画=工事費積算に必要な構造物の規模・道路の交差条件・河川の渡河条件及び計画工程表・施工順序・施工方法・資材と部材の搬入計画・施工機械の配置などを記載した施工計画書を作成する。
▽関連機関との調整資料作成=警察、道路管理者、河川管理者、道路等への占用者、地元説明等。
▽報告書作成。
【交差点詳細設計】
▽設計計画。
▽平面・縦断設計=導流路・隅切停止線の位置等を考慮する。
▽横断設計=標準部と右左折変速車線部等の測点と主要点及び形状が複雑な箇所。
▽交差点容量・路面表示。
▽小構造物設計。
▽設計図=交差点位置図・平面図・縦断図・標準横断図・横断図・詳細図等の工事発注に必要な詳細設計図面を作成する。
▽数量計算。
▽報告書作成。(吹上)