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JR東海Gに決定 中小企業会館等宿泊事業者
2024.4.25 県産業・観光・雇用振興部
奈良県産業部産業創造課は、公募型プロポーザル「奈良県中小企業会館等宿泊事業者選定事業」の優先交渉権者を、東海旅客鉄道を代表構成員とするグループに決定した―とさる24日に山下真知事の定例記者会見で明らかにした。構成員はジェイアール東海不動産、ジェイアール東海ホテルズ。提案は2者。
今後、県と奈良商工会議所及び優先交渉権者の3者で基本協定を締結のうえで売買契約を行い、今年夏頃をメドに引渡しを行う予定。奈良県中小企業会館等は奈良市登大路町、計画地の土地は3356平方㍍。
提案では、奈良の魅⼒を発信する世界品質のラグジュアリーホテル。奈良公園の⽞関⼝に神秘的で奥深い魅⼒を持った奈良への橋渡しとなるホテルをハイアットと提携して展開する。事業コンセプトを「Being NARA Neighbors!」として、ここに来る旅⼈は奈良のファンになり、繰り返し訪れ、さらに奈良の魅⼒を国内外に発信する循環を作り上げていく。
優先交渉権者決定後に単独応募者若しくは応募グループの構成員が出資する特別目的会社(SPC)を新たに設立し、当該特別目的会社が県及び商工会議所から計画地を購入して宿泊事業を実施する者となる提案を行うことが可能。
宿泊施設の条件は①旅館業法に規定する旅館・ホテル営業であること②1室当たりの平均の客室面積を40平方㍍程度以上とすること(客室数、価格帯に関する条件はない)③観光品質基準(ホテル編)(公益財団法人中部圏社会経済研究所)に示されるサービス水準のうちレベル1レベル2に規定される品質基準は必ず満足するものとし、レベル3に規定されるサービス基準は概ね満足すること④売買契約締結の日から3年以内に着工して8年以内に開業する。その他機能として宿泊施設には宿泊者の食事(夕食、朝食)を提供できる厨房設備を有する料飲部門等を併設すること。なお、料飲部門等は宿泊客以外も利用できるようにすること。
(吹上)