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県土利用政策室 3月12日に変更告示 都市計画道路「廃止」3路線
2024.3.15 県地域デザイン推進局
奈良県県土マネジメント部地域デザイン推進局県土利用政策課は、未着手都市計画道路の見直しにより「廃止」となる路線について、3月12日に都市計画道路を変更して告示した。
県の都市計画道路は392路線で延長約852㌔㍍、整備率が約53%と全国平均約66%より低い水準にとどまっている(令和2年3月末現在)。しかし厳しい財政的制約等により、都市計画決定後に未整備のままとなっている都市計画道路が多数存在する状況にあり、都市計画道路区域内の一定の建築物の建築を長期に亘り制限している状況が課題となっている。社会情勢が大きく変化しており、自動車交通等の円滑な処理の観点のみならず、良好な都市環境を確保する機能等まちづくりの観点からの都市計画道路の見直しを進めている。「廃止」となるのは次の3路線。
▽天理王寺線=延長約4660㍍標準幅員24㍍(4車線〈2車線〉)のうち天理市杣ノ内町~勾田町交差点。現道の国道25号は2車線が確保され必要な機能を有していることから廃止。
▽秋野左岸線=下市町の運輸交通上緊急施行を要する路線として昭和29年に都市計画決定された幹線街路(L約2870㍍W7㍍)。現道若しくは並走路線が必要な機能を有していることから廃止。
▽丹治線=吉野三町都市計画区域における交通網体系の確立を図ることを目的として昭和59年に都市計画決定された幹線街路(L約1880㍍W12㍍)。現道若しくは並走路線が必要な機能を有していることから廃止。