奈良県流域下水道センターは、一般競争入札「浄化センター他石綿含有分析調査委託Ｒ５浄委第１９号・宇委第９号。吉委第７号」を２月１日に開札（入札情報２月８日④面）、落札した奈良環境調和研究所（桜井市粟殿。井上俊之代表取締役）に業務を委託した。業務場所は大和郡山市額田部南町他。業務概要は石綿含有分析調査１式。委託期間３月２２日。
　これは、浄化センター・宇陀川浄化センター・吉野川浄化センター及び大宇陀ポンプ場における工事実施に先立ち、工事施工範囲に含まれる各種材料に石綿が含有しているかを調査し、必要な措置を講じるための基礎資料とするもの。資料採取箇所は次の通り。
▽浄化センター（大和郡山市額田部南町）＝①管理本館１階電気室排気管保温材２検体②曝気沈砂池外壁塗材１検体③５系反応槽流量計ガスケット（３箇所分を混合）４検体④６系反応槽流量計ガスケット（３箇所分を混合）４検体。
▽宇陀川浄化センター（宇陀市榛原福地）＝⑤管理本館１階空調機械室換気ダクトパッキン２検体。
▽吉野川浄化センター（五條市二見）＝⑥管理棟１階洗面所給湯ボイラー煙道耐火材２検体⑦管理棟２階電気室床面フリーアクセスフロア接着剤１検体⑧送風機棟地下管廊壁面区画貫通部耐熱シール材１検体⑨送風機棟１階電気室床・壁面区画貫通部耐熱シール材２検体⑩送風機棟２階電気室床面区画貫通部耐熱シール材１検体⑪水処理棟地階管廊壁面区画貫通部耐熱シール材２検体⑫水処理棟１階電気室床面区画貫通部耐熱シール材 １検体⑬砂ろ過棟地階管廊壁面区画貫通部 耐熱シール材１検体⑭砂ろ過棟１階電気室床・壁面区画貫通部耐熱シール材２検体。
▽大宇陀ポンプ場（宇陀市大宇陀野依）＝⑮電気室床仕上げ塗り材及び下地調整材（２材料を混合）１検体。
※以上の施工されている防火区画処理材のうち①と⑥についてはレベル２、それ以外についてはレベル３の可能性がそれぞれあることを想定している。委託対象範囲は定性分析(ＪＩＳＡ１４８１―１想定１８検体、ＪＩＳＡ１４８１―２想定９検体)、サンプリング作業、報告書作成。