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訓練生の作品を展示・販売 県立高等技術専門校 1月28日開催
2024.1.11 その他三宅町
県立高等技術専門校(三宅町石見440)は1月28日(10時~15時)に、同校の職業訓練生が1年かけて習得した技能を発揮し、制作した作品の展示と販売を行う。建築科や住宅設備科の他に、家具工芸科、造園技術科、ビルメンテナンス科などからも出展。校内におけるほとんどの学科が参加する。
「奈良県立高等技術専門校展」は昭和43年度に同校が開校以来、実施している行事で、都度多くの来校者を迎える。人気が高いベンチなどは抽選で販売し、建築科の訓練生が作った木のスツールなどは先着即売品として販売する。会場には建築科の訓練生が授業で建設する屋根付模擬住宅が設けられ、展示コーナーではその途中経過を見ることができる。住宅設備科、造園技術科からは溶接製品や庭園作品を出展する予定。
また、親子で体験できるカンナ削りコーナーなど、新卒者や求職者だけでなく、近隣市町村民やファミリー層も楽しめるようになっている。ものづくりならでは、木製のおもちゃづくりで「もの」の大切さに触れられる。
同展の目的については、「各科の訓練内容や関連資格などを紹介し、新卒者や求職者にも新たな職業生活の選択肢としてもらえるよう同校を周知すること。ついては、ものづくり分野を支える人材の育成、建設業界と県内産業の発展につなげる」と関係者は話す。地元就職が多く、大阪府や京都府から通う生徒もいるという。卒業生のこれまでの主な就職先は▽建築科=工務店、建築設計事務所、建設会社、木材関係会社▽住宅設備科=電気・空調設備・上下水道・ガス工事業、設備管理業▽造園技術科=官公庁・神社等庭園管理業、剪定・外構工事業。
開催場所は県立高等技術専門校体育館及び建築科実習棟。近鉄橿原線石見駅から西に約200㍍。当日は各訓練科の紹介と説明、令和6年度の入校相談も実施される。(岡本)