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県病院マネジメント課 長大を契約候補に特定 新看護大学校整備基本構想策定 旧総合医療C跡を移転先に 整備へ向けた方向性を検討
2023.9.21 県福祉医療部
奈良県福祉医療部医療政策局病院マネジメント課は、「新奈良看護大学校整備基本構想策定支援業務」の公募型プロポーザルについて、長大奈良事務所(三郷町立野南2丁目10番17号)から提出され提案内容についてのプレゼンテーションを実施、審査委員会が選定基準に基づき評価を行って評価点方式により審査し、600点満点中462点で特定し、契約の相手方候補とした。
奈良看護大学校は地方独立行政法人奈良県立病院機構が運営する看護大学校(4年制看護専門学校)であり、令和4年4月に3年制から4年制へ移行した。現施設は従来の3年制時の定員を踏まえたものであるため規模が不足しており、また施設の老朽化も顕在化していることから建替再整備を検討している。
この業務は、奈良看護大学校の再整備に当たり、地方独立行政法人奈良県立病院機構での優秀な人材の確保・育成及び地域への医療貢献に繋がる機能と規模及び建設費などの整備の方向性を検討して「新奈良看護大学校整備基本構想」を策定するための支援を目的としている。委託期間6年3月22日。委託料上限額448万8000円込。問い合わせ先は南和医療・病院機構係(電話0742―27―8647)。業務内容は次の通り。
▽施設規模と機能の検討=①適正規模の検討(生徒定員や授業内容などに基づき適正な施設規模を検討※主な医療機関実習先は県総合医療センター)②必要機能の検討(入学生の確保、質の高い教育の実施、学生の充実した学校生活に必要な機能を検討)③以上を踏まえた効率的な施設・ゾーニングの検討。
▽敷地条件等諸条件についての検討・整理=①敷地(周辺県有地を含む)に関する基礎的な調査(移転場所は奈良市平松1丁目30番1号の旧県総合医療センターの跡地)②土地形状の整形化や周辺市道ルートの検討など周辺敷地を含めた土地の有効な利活用策の検討③関連する法規制の抽出及び課題整理。
▽整備・運営手法の検討=①施設建設に係る事業手法の検討(工期・工事費の圧縮に資する最適な手法としてPFIやDB方式等を検討)②施設運営手法の検討(維持管理経費の削減や施設機能を活用した収入確保等の手法を検討)③総事業費(整備費用、移転費用、維持管理)の概算額を算出。
▽地域に開かれた学校づくりの検討=①周辺地域及び県民に開かれた学校づくりの検討(国内外の優良事例等を参考に実現可能なモデルや地域コミュニティへの施設開放や共同使用、災害時の施設開放等のあり方、必要機能・設備等を検討)②検討内容を必要に応じて施設規模と機能の検討、敷地条件等諸条件についての検討・整理、整備・運営手法の検討に反映。
▽以上の検討以外に提案者が提案する基本構想の策定に関して必要または有益となる調査・分析・検討業務。