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文科省 奈良県は耐震化率99・8% 公立学校施設耐震改修状況 幼稚園5棟耐震化未完了

2023.8.18 県教育委員会

 奈良県教育委員会は、文部科学省が公表した「令和5年度公立学校施設の耐震改修状況フォローアップ調査(5年4月1日現在)」の結果における奈良県の概要を明らかにした。
構造体の耐震化(非木造)では、耐震性のない建物数が幼稚園の5棟で耐震化率99・8%となった。昨年の7棟から2棟減少した。幼稚園は全国38位、小中学校と高等学校及び特別支援学校は全国1位。耐震化未完了の団体と建物数及び完了見込年度は次の通り。
 ▼小中学校0棟。
 ▼幼稚園5棟=大和郡山市1棟(6年度中)、桜井市2棟(11年度中)、宇陀市2棟(9年度中)。
 ▼高等学校0棟。
 ▼特別支援学校0棟。
屋内運動場等(体育館・武道場・講堂・屋内プール)の吊り天井等の落下防止対策では、小中学校が対策実施率98・6%(全国44位)・対策未完了棟数4棟、高等学校が対策実施率97・4%(全国45位)・対策未完了棟数2棟、特別支援学校が対策実施率100%(全国1位)、合計98・4%(全国99・6%)・対策未完了棟数6棟。
 屋内運動場等の吊り天井等以外の非構造部材(天井材、内装材、外装材、照明器具、窓ガラス、設備機器、家具等)の耐震点検・耐震対策では、耐震点検実施率は100%(全国平均97・3%)で、耐震対策実施率は小中学校が38・8%(同67・3%)、幼稚園が54・5%(同73・6%)、高等学校が97・2%(同59・2%)、特別支援学校が100%(同68・8%)で、合計49・2%(同67・2%)。

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