一般記事
紀伊山系 エイト日本技術開発で 土砂移動・降雨自動検知手法調査
2023.6.6 近畿地方整備局
近畿地方整備局紀伊山系砂防事務所は、「土砂移動および降雨自動検知手法調査業務」の簡易公募型プロポーザルについて、エイト日本技術開発(大阪市淀川区野中北)と4805万9000円込(予定価格と同額)で契約を締結して業務を委託した。
業務は、紀伊山系砂防事務所管内における土砂移動及び降雨状況の把握・監視体制の効率化・高度化を図るために、監視カメラ映像や振動センサーを用いた土砂移動検知と雨量検知などの自動検知手法を検討するとともに、大規模土砂移動検知システムの健全性を確保するための観測局点検や観測局更新マニュアル(案)を検討し、砂防事業における流域監視に資する分析検討を目的とする。
業務場所は五條市三在町。主な業務内容は①計画準備1式②監視カメラ画像による土砂移動検知方法の精度確認1式③監視カメラ画像による雨量強度推定方法の検討及びCCTV諸元整理1式④映像を用いた土砂移動検知及び雨量強度推定方法のシステム構築1式⑤大規模土砂移動検知システム観測局に関する検討1式⑥高感度地震観測網の振動データによる河川水位推定方法の検討1式⑦専門家への意見聴取1式⑧報告書作成1式。委託期間6年3月31日。
技術提案書の提出希望者を公募したところ、申請期間内26者から入札説明書等のダウンロードがなされ、2者から参加表明書の提出があり、その参加資格を有する2者を技術提案書の提出者として選定し、提出された参加表明書及び技術提案書を評価した結果、エイト日本技術開発の提案が他社に比べて総合的に優れており、適切な提案と認められたため契約の相手方とした。