一般記事

新所長 「市町村の話をよく聴く」ように

2023.5.26 県土マネジメント部

 市町村の話をよく聴くようにしている。「地域を守るのは県と市町村ですから」と顔を和ませ「以前に関わった人との関係を太く深く大切に。いまでも付き合いがある方もいる」という。土木事務所だけではできないことも「地元の方々や警察・市町村と連携して」取り組む。
 職員には「プライベートを含むスケジュールを組む」ことと「緊急対応にはみんなで当たる」ことを伝えた。休みをきちんと取るスケジュールを組み共有することで準備も整う。山間部と市街地では緊急的な対応は異なり、簡単なことではないが「少しでも進める、それで見えてくるものがある」と語る
 道路事業では「枚方大和郡山線中町工区で用地買収、天理環状線九条バイパスで擁壁工事等、中町道の駅は5年度末オープンへ向けての仕上げを進め、大保道路が部分供用する。橋梁・トンネル等の構造物の点検整備にも取り組む」とし、河川事業では「秋篠川で河床掘削や護岸拡幅の河川改修と井堰の機能回復を、水利組合と協議しながら進めていく」とした。
都市計画課で市街化区域と市街化調整区域の線引きの見直し(ほとんどが市街化区域の拡大)の上位計画に当たる『都市計画区域マスタープラン』の策定に携わる。国土交通省の法改正に伴う初めてのマスタープラン。「他の都道府県と違い、奈良県は吉野3町と、全県の大和都市計画区域で、平成13年から15年にかけての3年間で県のルールを市町村と協議を重ねてまとめた」と振り返る。
 趣味は自宅での家庭菜園。「よく失敗し、どうすればうまくいくのか試行錯誤しているが、楽しい時間」だそうだ。昭和40年9月23日大阪市生の57歳。奥様と社会人の長女、大学生の長男と生駒市在住。
 【略歴】平成元年大阪市立大学理学部卒業、4年県入庁し高田土木事務所、7年郡山土木事務所、10年流域下水道事務所、13年都市計画課、17年下水道課、19年奈良土木事務所計画調整課調整員、22年地域デザイン推進課街路係長、25年道路建設課課長補佐、28年郡山土木事務所計画調整課課長、31年道路管理課課長、令和2年道路保全課課長(道路管理課の名称変更)、3年道路政策官(道路建設課課長事務取扱)、5年現職。

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