一般記事
中和土木 新川河川改修事業逆流防止樋門整備
2023.5.1 県中和土木事務所
今年度内に操作設備発注の意向
樋門上部工事と並行して施工を予定
奈良県中和土木事務所は、「新川河川改修事業」の逆流防止樋門整備を三宅町小柳で進めている。今年度は、樋門上部工事(工事概要、工事延長4㍍、鋼製プレートガーダ式ローラゲート1式。設計は建設技術研究所が担当)の入札参加申込が先頃締め切られ、6月20日に開札の予定。また、同事務所は、同工事にに続き操作設備の発注を、今年度内に行う意向で準備を進めている。
新川は、三宅町の市街地を流下する流域面積約4平方㌔㍍、幹川流路延長約3㌔㍍の一級河川で、地域の水害に対する安全・安心を確保するために平成21年度から河川改修に着手している。洪水を安全に流下させるため、河道断面の拡大(拡幅、河床掘削等)による河川改修を実施するとともに、令和6年度を目標として、三宅町小柳の飛鳥川との合流部分において逆流防止樋門の整備を進めている。
現在進めている新川樋門本体工事(工事延長31㍍、樋門本体工1基。設計は建設技術研究所)は5月末完了予定となっている。今回発注された樋門上部工事は、出水期明けから来年5月末の工期を予定しており、操作設備は、それと並行したかたちで工事を行う方向で準備を進めている。
逆流防止樋門整備関連の工事は、樋門上部と操作設備の整備で樋門自体の工事が完了し、護岸部分の整備を残すのみとなる。