一般記事
郡山土木 小平尾バイパス
2023.4.6 県郡山土木事務所
1号橋橋台発注を予定
第2四半期に発注か
2号橋右岸橋台も視野に
奈良県郡山土木事務所は、小平尾バイパスの整備を推進しており、今年度は1号橋の橋台整備を進める予定である。
小平尾バイパス1号橋は、整備を進めている1工区(バイパス区間)の中央付近に位置し、二車線で暫定供用している小平尾町交差点から約350㍍の区間に接合する橋梁。現在左岸側の橋台の整備(工事延長60㍍、橋台工1基)を行っている。
今年度に発注が予定されているのは、その対岸の右岸側の橋台で工事概要は、工事延長20㍍、橋台工1基、護岸工190平方㍍。となっている。
発注は第2四半期に予定されており、次の渇水期の11月に工事に入れるように準備を進めている。
小平尾バイパスは、奈良県を南北に縦断する国道168号の生駒市小平尾町から小瀬町に至る延長約1.5㌔㍍の幹線道路で新たに整備されるバイパス区間分の1工区0.8㌔㍍(車線数4車線、道路幅員23.0㍍)と、現道拡幅が行われる2工区0.7㌔㍍(車線数2車線及び歩道、道路幅員10.6㍍)から成り、先に整備された壱分バイパスや上庄バイパスとともに、第二阪奈有料道路、一般国道25号を繋ぐ幹線となる。
令和3年9月現在の進捗は48%、用地買収率81%となっている。
現在、南側のバイパス区間である1工区の整備を進めており、第1号橋及び、小瀬町南交差点との接続部に当たる2号橋で、それぞれ左岸側の橋台の施工を進めている。また、1号橋と2号橋の明り部は盛土工、擁壁工などが進められており、線形見える状態となっている。
2号橋の右岸側橋台(工事延長16㍍、橋台工1基、護岸工208平方㍍)は、7月末の完成予定で、同事務所では、左岸側の橋台整備も視野に入れ計画を推進している。また、道路部は橋梁が完成してから本格的に工事を進める方針だ。
同路線の整備により、慢性的に発生している「小瀬町西」、「小瀬町南」交差点での渋滞や、渋滞を避ける車両の通学路への流入の減少、また第二阪奈有料道路へのアクセスと南北方向交通の円滑化、救急搬送の円滑化に寄与が期待されている。
県は、現道拡幅区間である2工区も含め、買収済み箇所の工事を進めながら、今後も引き続き用地買収を実施していく意向で、早期の全線供用を目指している。