一般記事
高田土木 王寺道路・香芝王寺道路の4 車線化
2023.3.30 県高田土木事務所
未取得箇所の用地買収を進める
奈良県高田土木事務所は、国道168号王寺道路及び香芝王寺道路拡幅4車線化を進めている。
王寺道路は国道168号の王寺町本町1丁目~畠田4丁目交差点。香芝王寺道路は畠田4丁目交差点~香芝市北今市(新北今市橋)間の延長4.7㌔㍍。県北西部の地域間交流を支援する南北軸の重要な幹線道路で、骨格幹線道路ネットワークに位置付けられており、幅員狭小区間の解消による交通の円滑化、交通安全確保及び地域の活性化を目的として道路整備を進めている。道路幅員約6.0~7.5㍍、2車線であった現道を拡幅、無電柱化し、両サイドに歩道と植樹帯を備えた4車線、幅員25.0㍍を整備する。
平成13年に事業化した王寺道路は、延長約1.5㌔㍍の内、平成27年度までに約1.2㌔㍍が供用済で、用地買収はほぼ終了している。現在、残る畠田4丁目交差点付近、約0.3㌔㍍の整備が進められている。
同工事に並行して「一般国道168号道路改良工事」工事延長48.4㍍、L型擁壁工12㍍、路床盛土工450立方㍍(設計オリエンタルコンサルタンツ)、「一般国道168号他舗装工事」314㍍、アスファルト舗装工2920平方㍍(設計は近畿技術コンサルタンツ)を整備する予定で進められている。また、畠田4丁目交差点付近の改良工事が発注される予定。
香芝王寺道路
令和6年度の供用へ整備促進
今年度は延長450mの改良
香芝王寺道路は、畠田4丁目交差点より南の延長約3.2㌔㍍の区間で、平成18年度に事業化され、平成26年度に香芝ICへのアクセス部、約0.7㌔㍍が供用されている。
現在、香芝市上中~高、新北今市橋(竹田川)付近から旭が丘団地東入口交差点付近の延長340㍍で、令和6年の供用を目指し整備を進めており、現道西側の拡幅箇所への舗装(無電柱化)工事は3月下旬に終えている。
今年度は拡幅した西側へ車線の切り回しを行い、現道部分である東側車線の整備を進める予定で、「一般国道168号香芝王寺道路道路改良工事」(工事概要:工事延長450㍍、排水構造物工873㍍、縁石工835㍍、歩道橋1式)の準備を進めている。
また、未着手区間においても、順次整備を進めていく方針で用地取得を推進している。令和3年10月の事業の再々評価時での用地進捗率は48%で、平成28年度の再評価の時点から約20%進行している。現在の施工箇所北側から香芝IC付近の供用済み箇所にかけてのエリアなどで用地の確保が進んでいるもようで、施工に向けて既設物の撤去などが行われた箇所も多く見受けられ、少しずつ道路の路線形状が現れてきている。
同事務所では今後も事業を促進し、早期の供用を目指したい意向だ。