展望デッキの新設と園内設備の更新
工事は赤木工業が担当

　奈良県中和公園事務所が進めている、「竜田公園公園施設整備工事」が間もなく完成する。
　紅葉も名所として知られる同公園は、竜田川の河川敷を活用した総延長約２㌔㍍、総面積１４㌶の都市公園。昭和１６年に県立公園（竜田川楓園）として県の管理となっている。
　現在、植栽の樹勢の低下や、施設の老朽化、安全性やバリアフリーなどへの対応などの課題に対応すべく再整備事業が進められており、同工事はその中の一つで三室山地区（斑鳩町神南）の再整備を行うもの。竜田川を望む展望デッキ及びその周辺園路の新設と既設園路の舗装、階段の更新、植栽の更新などを行った。
　工事概要は、工事延長６９０㍍、デッキ工１ヵ所、樹脂系滑り止め舗装１２１９平方㍍、階段工。設計はアーバンパイオニア設計、オオバが、施工を赤木工業が担当した。
　１０月１７日より立ち入りを制限して作業に入り、３月２２日時点では施工は完了しており、検査待ちの状況。
　同事務所は、今年度に引き続いて左岸側の設計などの発注を予定しており、来年度も再整備計画を推進してゆく方針だ。