一般記事
中和土木 飛鳥川樋門工事
2023.3.7 県中和土木事務所
河川改修工事に伴う樋門更新
堤野組で進む
奈良県中和土木事務所は飛鳥川樋門工事を進めている。
県中西部を流域とする飛鳥川は、近年周辺で宅地化が進み、雨水の流出が増加、平成19年、29年にも浸水被害を出している。
同事務所は、概ね10年に1回程度の確率で発生する洪水の氾濫被害を解消するため、三宅町伴堂及び明日香村栢森において飛鳥川の河川改修を行っている。
今回行われている工事は、三宅町伴堂で河川改修工事に伴う樋門更新を行うもの。出屋敷橋付近の飛鳥川と曽我川に挟まれた地域から飛鳥川に流れ込む水路の樋門を付け替える。
工事概要は、工事延長43㍍、樋門工、法覆護岸工302平方㍍。設計は第一建設設計、東光コンサルタンツ、施工を堤野組が担当している。
2月21日の時点で、古い樋門は撤去され、河床の鋤き取りを行い、基礎コンクリートの打設の準備を行っている。進捗は概ね3割。6月末の完成を予定している。
飛鳥川の河川改修を実施することで、三宅:約52㌶、橿原:約35㌶の浸水面積解消が見込まれ、橿原市を中心とする中和拠点都市地域の浸水被害軽減が期待される。