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県平城宮跡事業推進室 下期早々にも公募へ 南側地区飲食店等の事業者選定 アドバイザリー業務は 日本経済研究所で進む

2023.2.21 県地域デザイン推進局

 奈良県県土マネジメント部地域デザイン推進局平城宮跡事業推進室は、「平城宮跡歴史公園南側地区民間事業者選定アドバイザリー業務(平城宮跡の利活用推進事業(南側地区・社会資本)(都づくり))第312―委―1号」を、公募型プロポーザルにより日本経済研究所(東京都千代田区大手町)に委託して進めている。
 南側地区南端の駐車場北側の飲食店を含む一部の整備ついて、Park―PFI等の制度を活用することにより民間の優良な投資を誘導するため、事業者公募と選定に係る手続きについて支援を受けるアドバイザリー業務を委託するもの。令和5年度下半期早々にも民間事業者公募の手続きを開始し、5年度内に事業者選定を終える見通し。
 業務場所は奈良市三条大路4丁目。主な業務内容は①業務実施計画書の作成②公募設置等指針の策定支援③公募資料の作成支援④公募設置等計画書の審査支援⑤選定委員会の運営支援⑥基本協定書の作成支援⑦設置管理許可書の作成支援⑧打合せ協議⑨成果品の作成。委託期間6年3月29日。担当は整備係(電話0742―27―8945)。
 平城宮跡歴史公園の拠点ゾーンは、『国営飛鳥・平城宮跡歴史公園平城宮跡区域基本計画(平成20年12月策定)』及び『平城宮跡歴史公園県営公園区域 基本計画(令和2年12月策定)』に基づき、平城宮跡の正面玄関及び奈良観光の玄関口として、公園全体の利用と管理・運営の拠点及び歴史・文化交流拠点並びに観光ネットワーク拠点の機能を持ったゾーンとするとともに、朱雀大路の規模を体感し、平城京内から平城宮正門の朱雀門に至るシンボリックな軸を強調し、往時の平城京のスケールを感じさせる広がりのある空間形成を行うため、国土交通省と県が連携し、整備を順次進めている。
現在、拠点ゾーンの一部で、県公園基本計画で位置付けられた「朱雀大路保全エリア」と「多目的エリア」(両エリアを合わせて「平城宮跡南側地区」という)について、具体的な整備方針を明らかにした「(仮称)平城宮跡歴史公園平城宮跡南側地区整備計画」を策定中。
整備計画においては、飲食店を含む一部の整備ついてPark―PFI等の制度を活用することで民間の優良な投資を誘導し、県の財政負担を軽減しつつ平城宮跡歴史公園の質の向上と公園利用者の利便の向上を図る計画とする予定。
今回の業務は、平城宮跡南側地区において民間事業者の資金やノウハウを活用した公園の整備と管理を進めるため、都市公園法に定められた事業者公募と選定に係る手続き(都市公園法第5条の1~7)を支援・助言することを目的とする。
平城宮跡南側地区について今年度策定予定の「整備計画」を踏まえ、建築物を除く公園施設の検討及び設計(遊具を含む)を行うとともに、公園内建築物の設計に向けた与条件を設定する「平城宮跡南側地区公園施設設計業務委託(平城宮跡の利活用推進事業(南側整備・社会資本)他)312―委―2他号」は、空間創研奈良営業所に一般競争入札により委託して業務を進めている。委託期間9月29日。  (吹上)

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