歴史的な文化遺産をまちづくりに活用
施工は松村組

　高取町教育委員会は、史跡与楽カンジョ古墳環境整備工事を進めている。
　与楽カンジョ古墳は、同町与楽に位置する方墳で、古墳時代後期・終末期の与楽古墳群を構成する古墳のひとつである。
　同町は「高取町与楽古墳群周辺地区まちづくり基本構想」を掲げ、潜在的な高取町の魅力を発掘し、磨き高めていくとしており、平成２５年に史跡名勝天然記念物に指定された与楽古墳群を遺構として保存し、歴史学習やレクリエーションの場、街のシンボルとしての活用するため史跡公園として整備を推進しており、同工事は、その一環として行われている。
　工事概要は、墳丘復旧工、敷地造成、排水施設工、園路広場工、植栽工、雑工。施工は松村組が担当しており、現在、進捗率は約９０％で、３月末の完成を目指している。