一般記事
中和土木 多武峰見瀬線道路兼用石積擁壁工事
2023.1.26 県中和土木事務所
飛鳥川沿いに擁壁を建設
工事は松好建設が担当
奈良県中和土木事務所は、多武峯見瀬線道路兼用石積擁壁工事を進めている。
多武峯見瀬線の岡交差点付近から石舞台古墳付近にかけては、一部が集落の中を通っており、生活道路としても使用されている。また、石舞台古墳は史跡で観光地となっているため、観光の車両などの利用も多い。集落内には2車線道路として狭隘な箇所も有り、地元住民だけでなく、徒歩で散策する観光客も多いことから、歩行者の安全確保に課題を抱える路線でもある。
県は、現道の西側、飛鳥川沿いに、幅員約12㍍のバイパス整備を計画しており、同工事は、飛鳥川の右岸にバイパス道路の擁壁を兼ねた石積擁壁を整備するもの。工事概要は、工事延長71㍍、石積工349平方㍍。設計は天理技研、五洋設計、阪神コンサルタンツ、施工を松好建設が担当する。
12月下旬に着工し、現在護岸を造るための掘削作業を行っており、進捗は約10%。完成は3月末を予定している。
同路線が整備されることで、観光地への良好なアクセスの確保と、観光を軸とした沿道サービスの推進による地域振興が期待される。