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県道路建設課 新規公表11ヵ所 供用予定の道路・街路事業 高取バイパスが7年度に完成供用

2022.12.2 県土マネジメント部

 奈良県県土マネジメント部道路建設課は、平成26年7月に策定(令和元年10月改定)した『奈良県道路整備基本計画』の「供用目標の宣言」に基づき、供用の見通しが得られた道路・街路事業について公表した。高取バイパスが7年度に全面開通する。
 事業の透明性の向上や周辺まちづくりの促進などの早期効果発現を図るため、道路・街路事業のうち、完成に向けた事業実施環境が整い、今後、供用が見込まれる箇所(部分供用箇所を含む)を明らかにしたもの。今年度新たに公表したのは11ヵ所(過年度に公表済14ヵ所)。新規公表分は次の通り。
 【5年度供用予定】
 ▽都市計画道路奈良橿原線(木津横田線)(奈良市油阪町~杉ヶ町)=事業延長380㍍(改良)の完成供用予定延長380㍍。JR奈良駅前において歩道拡幅と無電柱化により安全で快適な歩行空間を確保し、奈良の玄関口にふさわしい都市景観の形成を図る。
 ▽国道369号大保道路【骨格幹線道路ネットワーク】(奈良市大保町)=事業延長1600㍍(改良)のうち部分供用予定(南側)延長270㍍(北側を供用済475㍍)。奈良市街地から奈良市柳生地区を経由して名阪国道に至る幹線道路で、現道を拡幅し、歩道を設置することによって円滑な交通の確保と通学児童の安全確保を図る。
 ▽主要地方道奈良大和郡山斑鳩線薬師寺東口工区(奈良市六条町)=事業延長300㍍(交差点改良)のうち完成供用予定延長300㍍。「地域の主要渋滞箇所」に位置付けられている薬師寺東口交差点において改良(右折レーンの設置)を行うことによって渋滞の緩和と観光地へのアクセス強化を図る。
 ▽一般県道上笠間八幡名張線毛原工区(山添村毛原)=事業延長1170㍍(改良1・5車線)のうち完成供用予定(西側)延長290㍍(供用済880㍍)。幅員が狭く見通しが悪い箇所を拡幅することによって県北東部地域の安全で円滑な交通の確保を図る。
 ▽主要地方道吉野室生寺針線田口元上田口~室生工区(B工区)(宇陀市室生田口元上田口)=事業延長840㍍(改良1・5車線)のうち完成供用予定(中央部)延長330㍍(起終点側を供用済510㍍)。幅員が狭く対向が困難な箇所を拡幅することによって室生寺へのアクセス性向上と地域の利便性向上を図る。
 ▽主要地方道高野天川線庵住工区(天川村庵住)=事業延長340㍍(改良)のうち完成供用予定(西側)延長90㍍(供用済250㍍)。幅員が狭く対向が困難な箇所の拡幅により安全でスムーズな通行を確保し、世界遺産である高野山から天川村へのアクセスの向上を図る。
 ▽主要地方道高野天川線坪内~南日裏工区(天川村南日裏)=事業延長600㍍(改良)のうち部分供用予定(中央部)延長100㍍(東側を供用済100㍍)。幅員が狭く対向が困難な箇所の拡幅により安全でスムーズな通行を確保し、世界遺産である高野山から天川村へのアクセスの向上を図る。
 ▽一般県道入野河原屋線河原屋工区(吉野町河原屋)=事業延長160㍍(改良)のうち完成供用予定(東側)延長60㍍(供用済100㍍)。幅員が狭く対向が困難な箇所を拡幅することによって国道169号から津風呂湖への円滑な交通の確保を図る。
 【6年度供用予定】
 ▽一般県道月瀬三ヶ谷線大塩~箕輪工区(山添村大塩~箕輪)=事業延長700㍍(改良)のうち部分供用予定(西側)延長190㍍。県道上野南山城線と国道25号を結ぶ道路で、道路拡幅を行うことによって指定避難施設である生涯学習施設「西豊館」への避難経路や交通安全の確保を図る。
 ▽一般県道今木出口線馬佐~新野工区(大淀町馬佐~新野)=事業延長700㍍(改良)のうち完成供用予定(東側)延長180㍍(供用済520㍍)。幅員が狭く対向が困難な箇所の拡幅により大淀町馬佐地区から国道169号へのアクセスを向上し、土田交差点付近の混雑の緩和を図る。
【7年度供用予定】
 ▽国道169号高取バイパス【骨格幹線道路ネットワーク】(高取町兵庫~清水谷)=事業延長3400㍍(開通暫定2車線)のうち完成供用予定(東側)延長2000㍍(供用済1400㍍)。バイパス整備により中和地域と南和地域のアクセス向上及び南和地域の活性化や防災機能の強化を図る。

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