浸水対策の調整池を建設
６年３月下旬完成予定

　三郷町環境整備部都市建設課は、惣持寺地区調整池整備工事に取り掛かる。
　同地区は、大和川に接しており、最も浸水被害を受けやすい地域の一つで、平成２９年の台風２１号でも大きな被害を受けている。現在、農地となっている平成２９年の台風２１号の浸水区域で、民間により宅地開発が計画されており、浸水への対策が急がれている。
　同課は同地区の浸水対策として、標高が比較的高い地域を「直接放流域（３４．８１㌶）」として、新設する雨水排水函渠を経由し、惣持寺第二樋門より大和川へ排水し、標高の低い地域「調整池流入域（２２．５７㌶）」では、既存の惣持寺樋門より排水を行い、惣持寺樋門閉鎖後は調整池へ流入させることを計画しており、今回、勢野東５丁目で、地下式調整池の新設に着手する。
　工事概要は、現場打地下式調整池工（計画貯水量１万６５００立方㍍）。設計は日本工営、施工を村本・山岡ＪＶが担当する。
　１１月９日現在、測量や地質調査などの準備作業を行っており、１２月中旬から本格的な工事に取り掛かる予定。完成は６年３月下旬を目指している。