一般記事
北部農業 桜池地区ため池改修
2022.11.15 県北部農業振興事務所
南海トラフ地震等を想定した堤防補強
赤木工業で鋭意進む
奈良県北部農業振興事務所は、「令和4年度ため池整備事業桜池地区ため池の改修」を進めている。
同事務所は、提体からの水漏れや、施設の老朽化により取水等が困難になっている農業用ため池の改修を推進しており、その一つとして、斑鳩町法隆寺、法隆寺西の桜池が、南海トラフ地震を前提とした調査で堤防の強度不足と判定されたため、その対策として改修工事を行う。
現在、赤木工業の施工で、内法の工事(桜池地区ため池改修(その2)工事)と外法の工事(桜池地区ため池改修(その3)工事)が進められており、工法は異なるが、どちらも中層混合処理の地盤改良を行う。工事概要は、内法の工事が堤体工10㍍、堤体基礎処理工3003立方㍍、表面遮水工229平方㍍、取水施設工、構造物撤去工、仮設工。外法の工事が地盤改良工193.5立方㍍、復旧工、仮設工。どちらも設計はNTCコンサルタンツが担当している。
11月10日時点では、重機を入れた地盤改良のための準備工事が進んでいる。外法の工事は構造物の撤去が済み、工事の影響を外部に及ぼさないための溝が設けられている。11月中旬から足場を組み、下旬から重機を入れての施工を開始する予定。内法の工事は、12月中旬からパワーブレンダー工法による地盤改良が行われる。完成は5年3月下旬の予定。