翔星建設の施工で進む

　奈良市建設部道路建設課は、道路改良工事（高樋町地内・南部第４６９号線）を進めている。
　市道南部第４６９号線は、奈良市山町、田中町、高樋町などを通る路線で、県道福住上三橋線と高畑山線をつなぎ、天理方面や、名阪国道五ヶ谷インターから、奈良市内への抜け道となっている。狭隘な箇所、歩道の無い箇所も多く、スピードを落とさずに走る車両も少なくないため歩行者の安全確保が課題となる路線でもあり、地元住民から改善の要望があがっていた。
　同事業は、同路線の高樋町地内（一部天理市中之庄町）の狭隘部を拡幅するもの。今回行われるのは、中之庄町を通る箇所で、北側にある竹林部分を削り幅員を確保する。工事概要は工事延長８５㍍、道路土工１式、排水構造物工１式、仮設工１式。施工を翔星建設が担当している。８月下旬に現場作業に入り、１０月２８日現在、拡幅部の土砂の撤去と法面の施工が行われている。進捗は約６割で、５年１月末の完成を目指している。
　同課は、南東方向へ工事を継続し、順次整備を進めてゆく計画で、現段階では県道福住上三橋線との交差部まで整備を行う予定。
　同路線の整備により、車両の通行を円滑化し、周辺住民の安全確保が期待される。