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紀伊山系 深層崩壊被害想定手法調査 アジア航測に業務委託 危険斜面対策優先度も検討

2022.11.10 近畿地方整備局

 近畿地方整備局紀伊山系砂防事務所は、「紀伊山系における深層崩壊被害想定手法調査業務」の簡易公募型プロポーザルについて、アジア航測(大阪市北区天満橋)と3300万円込(予定価格と同額)で契約を締結して業務を委託した。
 深層崩壊発生危険斜面抽出手法によって選定したモデル流域を対象に、深層崩壊シナリオの検討及び河道閉塞決壊の数値計算を実施し、崩壊による被害想定範囲の推定手法や危険斜面対策優先度を検討することで、砂防分野における今後の深層崩壊対策に資する資料の作成を目的とする。
業務場所は五條市大塔町清水~和歌山県那智勝浦町市野々。主な業務内容は①計画準備1式②資料収集・整理1式③深層崩壊発生シナリオの検討1式④数値計算によるモデル流域の崩壊土砂流出解析1式⑤総合検討1式⑥関係機関協議1式⑦報告書作成1式。委託期間5年2月28日。
 技術提案書の提出希望者を公募したところ、申請期間内25者から入札説明書等のダウンロードがなされ、4者から参加表明書の提出があり、その参加資格を有する4者を技術提案書の提出者として選定し、提出された参加表明書及び技術提案書を評価した結果、アジア航測の提案が他者に比べて総合的に優れており、適切な提案と認められたため契約の相手方としたもの。

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