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指名競争11月15日開札 スポーツ公園プール詳細設計 7年夏のオープンをめざし 5年度上半期に工事公告へ
2022.10.21 香芝市
香芝市は、「香芝市スポーツ公園整備事業に係るプール施設詳細設計業務」の指名競争入札を11月15日に開札する。指名は事後公表。業務場所は今泉・平野。業務内容はプール施設の詳細設計(実施設計)ほか(建築設計、土木設計、地質調査、申請支援業務、打合せ・協議)。委託期間5年3月24日。設計金額2億3172万6000円込、最低制限価格設定なし。
令和4年度当初予算には香芝市スポーツ公園整備事業(プール整備)として4億5453万円を計上しており、プール施設区域の事業用地の取得を進めるとともに、造成工事及びプール施設等の詳細設計を実施するとしている。
4年度内に詳細設計をまとめ、5年度9月或いは12月市議会物件として上半期の工事公告をめざす。基本設計は3年度にパシフィックコンサルタンツ奈良事務所に委託して実施している。基本設計段階では工期を20ヵ月と想定、7年夏のオープン(部分開業を含む)をめざしている。
基本設計では、導入機能や概算事業費及び事業スケジュールを盛り込んだ整備方針、基盤整備と建築の基本設計をまとめた。プールは屋内温水プール25㍍、屋外レジャープール(流水プールとキッズプール)。
香芝市スポーツ公園は、基本計画を13年3月に策定し、15年3月に修正を行っている。計画地は平野・今泉。敷地面積23・7㌶を都市計画公園として計画決定している。27年度に北側の都市計画道路尼寺関屋線と畑分川線に囲まれた旧特定保留区域2・8㌶を追加し、南側の自然公園特別地域内の山林部分4・6㌶を除外した範囲21・9㌶とする計画に変更。
変更時の計画では工事費は造成・防災・排水・広場・設備32億9000万円、スポーツ施設15億7000万円、遊・憩い施設6億6000万円、便益施設・管理施設21億900万円の総額77億1000万円。施設整備計画は▽多目的競技場2㌶▽多目的広場1・6㌶▽テニスコート0・7㌶▽武道館0・7㌶▽プール1・1㌶▽軽スポーツ施設▽健康づくり施設。事業期間は5年度まで。
一昨年12月定例市議会で従来型の事業手法に戻し、PFI事業を取り止めるために条例を廃止した。用地買収で1筆が取得できていないことからPFI事業の要件を満たせないことや新型コロナ対策によりPFI事業の費用が拡大する可能性があるため、従来型事業により実施することにしたもの。
未購入の土地はプール計画地の南側部分で、プール予定地の4分の1程度に影響があると見られていた。PFIから従来型の事業手法に戻すとともに、プール施設整備基本設計のなかで配置計画を検討した。
先行整備するプール施設は用地面積約1・1㌶。施設構成は屋内温水プール25㍍、屋外レジャープール。社会資本整備総合交付金事業により整備する。アドバイザリー業務はパシフィックコンサルタンツ、アンダーソン・毛利・友常法律事務所。担当は都市創造部土木課(電話0745―44―3317)。建築の営繕課、運営の教育委員会生涯学習課と連携して具体化する。
(吹上)