一般記事

奈良国道 国道25号王寺町藤井地区浸水対策工事

2022.8.2 近畿地方整備局

今月から着手
大和川整備計画を着実に推進

 近畿地方整備局奈良
国道事務所は、「国道25号王寺町藤井地区浸水対策工事」を今月、着工する予定だ。
 同工事は王寺町藤井において、大和川の左岸を走る国道25号線が洪水時に冠水しないよう浸水対策を行うもの。
 同地域は、大和川において水害被害の最も大きな要因となっている亀の瀬狭窄部の上流に位置し、県内でも最も浸水被害を受けやすい地域の一つとなっている。自治体や各関係機関により大和川整備計画に基づき、大和川の流下能力を高め、洪水時の被害を抑えるべく整備が推進されている地域でもある。整備の対象は同地域の国道25号線が大和川と併走している部分の内、約500㍍の区間で、増水時には最も冠水しやすい箇所の一つである。
 現在右岸側では、近畿地方整備局大和川河川事務所が築堤護岸工事を行っており、奈良国道事務所は大和川河川事務所と協議を行なった上で、大和川河川整備計画に基づき、30年に一度の流量規模にも対応できるよう、25号線の大和川側に、右岸の護岸と同じ高さまで擁壁を築いて嵩上げし、浸水対策を行う。
工事概要は、道路土工、擁壁工、排水構造物工、舗装工、区画線工、防護柵工、構造物撤去工、仮設工。施工は中村建設が担当する。
 同事業の整備により、洪水時の国道25号線の冠水を防ぎ、避難路や緊急車両の搬送ルートの確保などが期待される。

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