奈良県水循環・森林・景観環境部景観・自然環境課は、公募型プロポーザル「令和４年度歴史的風土保存買入事業不動産鑑定業務」について、５者から提出された企画提案書を審査した結果、奈良総合鑑定、平田不動産鑑定事務所、森本直也不動産鑑定士土地家屋調査士事務所の３者を事業者に特定した。
　業務は古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法（昭和４１年法律第１号）第１１条の規定に基づく土地の買入れのための不動産鑑定業務。委託期間９月２８日。契約上限額２８万２７００円込／件。担当は古都管理係（電話０７４２―２７―８７５３）。
　対象確定条件は所有権以外の権利または建物・立木等が存しない土地（完全な所有権）としての評価、想定上の条件は古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法第８条第１項の規制による影響は考慮外とする。７月１日時点での評価を行う。対象となる地域は次の通り。
　▽春日山地区・平城宮跡地区・崇神景行地区・明日香２種地区（奈良市肘塚町、佐紀町、天理市柳本町、渋谷町、明日香村大字稲渕）＝計１１筆で鑑定評価書７通。契約上限額１８３万７５５０円込。
　▽春日山地区・平城宮跡地区・崇神景行地区・明日香２種地区（奈良市川上町、白毫寺町、法蓮町、天理市柳本町、明日香村大字稲渕）＝計１０筆で鑑定評価書６通。契約上限額１６９万６２００円込。
　▽春日山地区・平城宮跡地区・崇神景行地区・明日香２種地区（奈良市川上町、白毫寺町、法蓮町、天理市柳本町、明日香村大字稲渕）＝計７筆で鑑定評価書５通。契約上限額１４１万３５００円込。（吹上）