一般記事
7月14日まで参加受付 新キャンパス新築工事3件 2~4者構成特定JV 予定価格約108億円
2022.7.7 県立医科大学
奈良県立医科大学は、「奈良県立医科大学新キャンパス新築工事(建築工事)工第04―4号」に総合評価落札方式一般競争入札(WTO対象)を適用して7月5日に公告した。入札参加申込書を7月14日まで、技術提案書を7月28日まで、入札書及び工事費内訳書を9月26日まで受け付けて9月27日に開札する。
参加資格は県建設工事等競争入札参加資格のうち建築1式の資格を有する建設業者2者、3者または4者で構成される特定JV▽建築工事業の特定建設業許可。建築1式の登録▽建築1式工事の総合評定値がJVの代表者は1200点以上、代表者以外のJV構成員は900点以上であること―など。予定価格108億1301万1000円込、調査基準価格99億4796万9900円込。
また、設備工事2件は総合評価落札方式一般競争入札で同日公告。入札参加申込書を7月14日まで、技術提案書を7月28日まで、入札書及び工事費内訳書を9月27日まで受け付けて9月28日に開札する。
▽奈良県立医科大学新キャンパス新築工事(電気設備工事)工第04―5号=参加資格は県建設工事等競争入札参加資格のうち電気設備の資格を有する建設業者2者、3者または4者で構成される特定JV。電気工事業の特定建設業許可。電気設備の登録。建設業法に基づく「電気工事業」の許可を受けている本店または営業所が県内にあり、電気工事の総合評定値がJVの代表者は950点以上、代表者以外のJV構成員は800点以上であること―など。予定価格15億2073万9000円込、調査基準価格13億9907万9000円込。
▽奈良県立医科大学新キャンパス新築工事(機械設備工事)工第04―6号=参加資格は県建設工事等競争入札参加資格のうち暖冷房衛生設備の資格を有する建設業者2者、3者または4者で構成される特定JV。管工事業の特定建設業許可。暖冷房衛生設備の登録。建設業法に基づく「管工事業」の許可を受けている本店または営業所が県内にあり、管工事の総合評定値がJVの代表者は950点以上、代表者以外のJV構成員は800点以上であること―など。予定価格21億6757万2000円込、調査基準価格19億9416万5800円込。
工事場所は橿原市四条町。建物規模は【主要棟】講堂図書棟RC造一部S造3階建7065平方㍍、講義棟RC造3階建9213平方㍍、実習研究棟RC造3階建9315平方㍍、体育施設棟RC造一部S造3階建4289平方㍍ 【付属棟】回廊S造平屋建631平方㍍、渡り廊下S造平屋建38平方㍍、廃棄物保管庫棟RC造平屋建43平方㍍。設計は松田平田設計が担当。工期6年9月30日(予定)。
県は、4年度当初予算に医大・周辺まちづくりプロジェクト推進事業として70億1304万8000円を計上。県立医科大学の教育・研究部門の移転及び附属病院の機能充実では造成工事及び建築工事(先行整備分)と新キャンパス継続整備及び新外来棟等整備機能検討ほか、附属病院周辺のまちづくりでは施設配置計画と事業手法の検討ほかを行うとしている。
施設の老朽化・狭隘化に対応するため、約1㌔㍍南西に位置する新キャンパス(橿原市四条町88〈旧奈良県農業研究開発センター〉、周辺の用地を取得して敷地面積約12万8000平方㍍。東京ドーム約2・7個分)に、教育・研究部門を全面移転する計画を進めている。桜川以西の敷地A約9万3500平方㍍、敷地B約3500平方㍍、桜川以東の敷地C約9500平方㍍、敷地D約300平方㍍。南側のアクセス道路は橿原市が東側を整備済。
2期に分けて整備することとし、敷地北側に配置する看護学科・医学科「教養部門」を先行させ、講義棟や実習棟など主要4棟を6年度中に完成させる方向性を固めている。建設工期として4年度~6年度を見込んでいる。継続整備となるのは研究棟1と2、総合研究棟、交流施設、事務局棟、エネルギーセンター、外構。先行整備部分の新築工事には今年度内に着工し、6年度中に竣工するスケジュール。