一般記事

香芝市 畑分川線(Ⅰ工区)整備事業

2022.6.17 香芝市

想定外の地層
橋脚工事、設計変更へ
事業全体への影響も想定

 香芝市都市創造部土木課が進めている畑分川線整備事業は、尼寺の架橋建設現場において、地層の高さが想定と異なり、現在、設計変更を行っている。
 畑分川線は、香芝市が進める「香芝市」へのアクセスルートを整備するもので、現在、王寺香芝線への接続部分から市道1―53号線までの区間の工事に着手しており、王寺香芝線接続部の土工を終え、谷に架橋する工事に入っている。
 上村組の施工で、「令和3年度畑分川線(Ⅰ工区)下部工築造工事」(工事概要:橋脚工(P2)1基、仮設構台工1式(設置・3ヵ月リース・撤去)、附帯工1式)が着工後に、地層厚が計画調査時と異なり、橋脚の基盤面が当初設計と異なるため、同課は工事を一時中断し、現地調査、再設計などの検討に入った。6月15日現在、ボーリングによる再調査の準備がおこなわれており、同課は設計の変更を進めている。
 設計ができあがり次第、工事は再開される予定だが、大幅に設計変更する可能性もあるため、資材の調達なども含め、工期は大幅に変更される可能性もある。また、設計によっては他の部分にも大きな影響の出る可能性もあるため、同課は施工済みの部分も含め事業全体を通して再検討の必要を想定し、作業をすすめており、早期の工事再開、事業の完了を目指している。

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