一般記事
県構想推進室 4年度に基本計画策定 大和平野中央プロジェクトまちづくり 6月9日まで参加受付
2022.5.26 県文化・教育・くらし創造部
奈良県文化・教育・くらし創造部大和平野中央構想推進室は、「大和平野中央プロジェクトまちづくり基本計画策定業務」に公募型プロポーザルを適用して5月20日に公告した。参加資格確認申請書を6月9日まで、企画提案書等を6月21日正午まで受け付ける。プレゼンテーション及びヒアリングを7月4日に行い、評価基準に基づいて審査し、最も評価の高い業者を最優秀提案者として選定する。
令和3年5月27日に奈良県は磯城郡3町(川西町・三宅町・田原本町)と大和平野中央プロジェクトの推進に関する協定を締結した。協定において3町の地域の特性に応じたテーマを設定し、4年3月には「大和平野中央プロジェクトまちづくり基本構想」をオオバ奈良営業所に委託して策定した。
今回の業務は今後、同テーマのまちづくり実現に向けて計画的に進めるため、磯城郡3町及び県関係部署と調整を図りながら、過年度までの情勢及び検討成果等を踏まえた将来の同テーマ関連施設の具体化及び最適な維持管理・運営の検討のほか、各地区周辺の既存公共施設との連携並びに各地区を含めた周辺まちづくりの展開等を見据えた磯城郡3町及び県全体にとってもメリットに繋がる「大和平野中央プロジェクトまちづくり基本計画」の策定を行うもの。委託期間5年3月24日。業務量の目安は2530万円込を限度とする。
参加資格は▽企画提案書提出時点において県における競争入札参加有資格者で営業種目「Q4(検査・分析・調査業務)」に登録している者▽県内に本店・支店または営業所等がある者▽過去10年以内(平成24年4月1日~令和4年3月31日)に完了した国または地方公共団体が発注したまちづくりに関する基本構想策定業務または基本計画策定業務の履行実績を有すること―など。担当の電話0742―27―8133。
【基本構想等の内容を踏まえた基本計画の策定】
業務は基本構想及び関係計画を踏まえた具体的な事業を整理して▽川西町下永地区(約13㌶程度を想定)=テーマはまほろば健康パークと連携したウェルネスタウン)。県関係部署は国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会準備室、公園緑地課、食と農の振興部企画管理室等▽三宅町石見地区(約7㌶程度を想定)=テーマは県立大学を核としたスタートアップヴィレッジ。県関係部署は教育振興課、産業振興総合センター等▽田原本町阪手北・西井上地区(約6㌶程度を想定)=テーマはスポーツ施設を核としたウェルネスタウン。県関係部署は国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会準備室、公園緑地課等―の事項について分析調査等を行い、基本計画としてまとめる。また、基本計画をまとめるに当たり各検討項目の優先度等の検討を行うほか、磯城郡3町及び県関係部署と調整を図り、その内容を反映させる。
▽基本条件の精査=基本構想により具体化したゾーニングや導入施設について過年度の検討内容等を踏まえた更新を行う。
▽先進事例の調査=基本構想で策定したテーマに沿った施設の先進事例について海外も含め調査・整理し、各地区への導入の可能性について検討する。
▽各地区における施設導入の検討=各地区における各種施設(宿泊、売店等)の導入を検討する。
▽土地利用計画及びイメージパースの作成=A3サイズでカラー、鳥瞰図を含めた3アングル程度を作成する。作成は4回程度を想定している。
▽各地区を含めた周辺まちづくりの展開の検討=次年度以降の各地区を含めた周辺まちづくりの展開についてハード面・ソフト面の視点から検討を行って提案する①公共交通等を踏まえたまちづくりの展開に必要な周辺道路機能(鉄道駅や主要な幹線道路からのアクセスルートの検討及び概略設計図の作成、開発許可技術基準及び道路構造令等の関連法規制の整理)②既存公共施設との連携③各地区間の連携及び3地区一帯となったまちづくり。
▽各地区のテーマに沿った具体的な方針の検討=①事業内容、事業スキーム、事業スケジュール②概算事業費③事業相関図④計画実施のための組織体制⑤民間活力(PPP/PFI)導入可能性―について基本構想各地区のテーマ及び過年度までの検討内容等を踏まえた内容を検討する。
▽各地区周辺の用・排水の調査及び用・排水の付替ルートの検討。
▽その他必要と考えられる項目についての検討・提案。
【庁内検討会議資料の作成】
各庁内検討会議の開催時にそれまでの業務の成果を会議資料として取りまとめる。会議は4回を想定している。
【磯城郡3町との意見交換会の支援】
磯城郡3町との意見交換会の議事録(全文テープ起こし及び概要版)の作成。各町2回を想定している。