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中央卸売市場 12月6日まで参加受付 市場統合管理システム検討
2021.12.2 県食と農の振興部
奈良県食と農の振興部中央卸売市場再整備推進室は、市場全体の状況を把握し市場を効率的に運用していくため、開設者(県)が管理する統計・施設管理・入退場管理等のシステムと市場関係業者が管理する商品管理・物流・資金決済等のシステムを一括した「市場統合管理システム」の導入を予定している。
公募型プロポーザルにより「市場統合管理システム検討業務」を委託する事業者を選定する。12月6日まで企画提案実施要領及び仕様書を配布するとともに企画提案参加表明書を受け付け、12月15日まで企画提案書等を受け付ける。
設置する委託事業者選定評価委員会において企画提案書の内容と所要経費額・執行体制及び業務実績について書面審査により総合的に評価し、最も高い評価を受けた者を委託候補者として特定する。仕様書等に関する質問は12月6日まで受け付けて12月7日に回答をホームページに掲載する予定。
参加資格は▽物品購入等に係る競争入札参加等に関する規定による競争入札参加資格者で営業種目Q2(電算業務)またはQ4(検査・分析・調査業務)に登録している者であること▽過去10年以内に卸売市場業務に係るシステムの開発または同システム開発検討業務の受託実績がある者であること―など。担当は建設推進係(電話0743―56―7004)。
業務は、他市場において稼働しているシステム事例を収集分析し、奈良県で導入する市場統合管理システムの骨格を検討するもの。打合せは業務開始時と成果物納品時のほか必要に応じ実施する(1~2回程度を予定)こととし、受託者は速やかに会議録を作成して次回打合せ時までに検討結果資料等を添えて県に提示する。委託期間4年3月25日。委託上限額286万円込。業務内容は次の通り。
▽先行事例の収集・分析=システム導入により卸売市場業務の迅速化と効率化を図っている先行事例を収集し、分析する。
▽市場統合管理システムの骨格検討=収集した先行事例の分析に基づき県中央卸売市場の状況を検討したうえで卸売市場を効率的に運営するための市場統合管理システムの骨格を検討する。
▽市場統合管理システムの概算所要額算定=検討した市場統合管理システム開発及び運用に係る概算所要額を算定する。なお、開発に係る概算所要額については開設者係る概算所要額と市場関係事業者係る概算所要額に分けて示す。
▽市場統合管理システムに係る説明用資料の作成=市場統合管理システムの利便性・有用性を簡潔に示した市場関係業者への「説明用資料」を作成する。