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アジア航測に委託 令和3年度航空写真撮影 固定資産評価の適正化へ
2021.11.18 香芝市
香芝市は、一般競争入札「令和3年度香芝市航空写真撮影業務」を落札したアジア航測奈良営業所に業務を委託した。委託期間4年3月11日。担当は総務部財務局税務課(電話0745―44―3307)。入札は管財課。
これは同市における固定資産評価の適正化を推進し、行政サービスの向上を図ることを目的として行政区域内における固定資産の現況確認を迅速かつ的確に行うために、令和3年度に行政区域内の航空写真を撮影し、経年異動等を把握するもの。業務範囲は市全域の24・26平方㌔㍍。航空写真撮影(地上解像度15㌢㍍カラー)を行って航空写真画像データを作成する。業務内容は次の通り。
▽撮影=撮影用航空機は必要な撮影装備をした場合に所定の高度において撮影に適した安定した飛行ができかつ撮影に影響を受けない性能を有するものを使用し、使用する空中画像撮影装置は複合型CCDエリアセンサーを用いてステレオモデルを取得できる機能を有する。センサー取付部にはジャイロスタビライザーのついたマウントを使用。撮影時間は正午を中心に前後2時間を標準とする。
▽数値写真作成=撮影終了後は速やかに原数値写真の統合処理を行い、撮影された順番に従って整理してサムネイル写真及び撮影諸元ファイルを作成する。写真処理及び数値写真の統合処理が終了した時は速やかに点検を行い、精度管理表等を作成して再撮影が必要か否かを判定する。
▽標定点測量=空中写真の標定に必要な基準点・水準点または明瞭な構造物で標定点測量を行う。
▽同時調整=デジタルステレオ図化機によりパスポイント及びタイポイント並びに基準点等の写真座標を自動及び手動測定し、GNSS/IMU装置により得られた外部標定要素との調整計算を行ったうえ、各写真の外部標定要素及びパスポイント及びタイポイント等の水平位置及び標高を定める作業を行う。
▽オルソ作成=ブレークライン法・等高線法・標高点計測法及び自動標高抽出技術またはこれらの併用法を用いて標高を取得し、数値地形モデルファイルを作成のうえ、撮影された複合型エリアセンサー画像を各面に貼り付け、デジタルオルソ画像データを作成する。デジタルオルソ画像データは同市の図郭割図に示された図郭を1ファイルとする非圧縮TIFF形式として作成し、図郭の跨る部分はスムーズな接合処理を行う。なお、デジタルオルソ画像データは地上解像度20㌢㍍以内を基本とする。作成したデジタルオルソ画像データは速やかに市所有の固定資産税業務支援システムへセットアップを行う。