一般記事

県企業誘致に向けた工業ゾーン創出PJT 京奈和道御所IC周辺に産業集積地を形成

2021.10.27 県産業・観光・雇用振興部

県は先ごろ、御所市南十三にある旧御所東高校の除去工事の入札《一般競争》を行い、上村・中川特定JVが3億3330万円で落札した(本紙既報)。設計は設計事務所プラス(奈良市)が担当。
同校の立地及び周辺地域(京奈和道御所IC西側地域)は、県が推進している「企業誘致に向けた工業ゾーン創出プロジェクト」の産業集積地(計画地)の一つにあたる。
県では、中南和地域から通勤圏内にある京奈和自動車道御所インターチェンジ周辺において、産業集積地を形成し、民間企業を誘致するため、事業用地の取得及び造成工事の推進を実施している。
同校除去工事は、管理教室棟(RC造3階建て、延床面積1377㎡)、特別教室棟(RC造3階建て、延床面積1166㎡)、産振・普通教室棟(RC造3階建て、延床面積2324平㎡)。その他、22棟付属建物、敷地内の工作物などの除去。工事は、令和4年7月末完了の予定。
経産省及び近畿経産局は、工場立地動向及び立地に伴う雇用状況について調査を実施。その結果によると、奈良県の令和2年工場立地件数は28件(前年速報値比4件減)、全国8位、1件当たりの平均敷地面積は8000㎡(前年速報値5900㎡)、全国平均は、1万3900㎡。
雇用の場の創出状況について、県独自の調査によると、令和3年3月現在(平成19年~令和2年の企業立地393件に調査)、307件で調査結果が得られ、3013人の雇用が創出、今後の採用予定者2660人を合わせると5663人の雇用(内、正社員4393人)が見込まれるとしている。
県の平成17年から令和2年までの工場立地総件数は427件、総面積328㌶である。

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