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川上村 保・小中一体の木造の新学舎 令和4年9月着工へ

2021.10.20 川上村

川上村は先ごろ、村立川上小学校校舎解体工事の入札《一般競争》を行い、2億3210万円で城内・成・山峰特定JVが落札した(本紙既報)。設計は都市環境研究所(三重事務所)が担当。
同小学校校舎は、昭和57年12月23日竣工、翌58年4月7日、川上西小学校として開校。平成15年4月、川上東小学校と統合し川上小学校を開校した。令和6年開校の義務教育学校建設に伴い解体される事になった。
川上村では、先人たちの教育にかける思いを受け継ぎ「村づくりは人づくり、人づくりは教育」を信念に、「15の春は正夢に」を目標に取り組んでおり、その思いを形にするため、令和6年4月の開校に向けて「川上村保育園並びに義務教育学校施設整備事業」を進めている。
同事業は、同村西河の川上小学校解体の跡地に、小中一貫の9年間の義務教育学校と、併設する保育園を整備するもので、現在、坂倉建築研究所(東京都)で実施設計を行っており、今年度内に設完の予定。
同村教委会によると、基本設計では義務教育学舎をW造(一部RC)3階建て、建築面積約1200平方㍍、保育園舎W造2階建て、建築面積約580平方㍍、プール等RC造平屋建て、建築面積約70平方㍍、体育館(既存施設改修)RC造平屋建て、建築面積1020平方㍍などとなっている。
建設工事は、小学校の解体後、令和4年9月頃の着工を予定している。総事業費は約23億円を見込んでいる。
 令和6年4月開校の新設学校は、保育園と小中校を一体化した学舎で、全国的にも珍しい3階建ての木造構造。使用するスギやヒノキ材はすべて村内の森林から調達する計画である。

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